ネーションズリーグで0-3完敗、日韓戦5連敗で降格の危機も

「買取大吉 バレーボールネーションズリーグ2025 千葉大会」の女子が10日、千葉ポートアリーナで行われた。日本は予選ラウンド第3週の第2戦で、韓国を3-0（25-21、27-25、25-22）で撃破。敗れた韓国のメディアからは「ますます大きくなる格差」「2006年生まれの新星まで…」と嘆きの声が上がっている。

　韓国紙「スポーツ京郷」は11日「ますます大きくなる韓日バレーボール格差、2006年生まれの新星秋本までキラキラ」という記事を掲載した。「韓国女子バレーボール代表は、日本に1セットも奪えずに完敗した。レギュラーを休ませた日本は、10代の新星を起用しながらも韓国との差を広げた」とレベルの差を嘆く内容だ。

　韓国代表は、キム・ヨンギョンが活躍していた2019年の大会では日本に3-0のストレートで勝利したが、その後は5連敗していると紹介。さらに世界ランキングでも「日本と韓国の格差は広がった」と嘆いた。10日の試合を終えた時点で日本は5位、韓国は34位まで下降している。

　さらに大きな差があると見ているのが戦いぶりで「この大会でも、日本はすでに8強進出を決めてから韓国と対戦し、大会8勝目を上げた。レギュラー数名を、ベンチに控えさせて試合開始を迎える余裕を見せた」と驚いた。

　特に11得点した秋本美空の活躍が印象的だったようで、ロンドン五輪銅の大友愛さんの娘だと紹介。「2006年生まれの秋本は、日本女子バレー最高の有望株と見られている。ネーションズリーグで成人代表での正式デビューを飾り、存在感を大きくしている。この日は先発出場し、チームに活力を与え、多様な攻撃で可能性を認めさせた」と紹介している。

　最後に「キム・ヨンギョンやヤン・ヒョジンら、ベテランが引退した後若い血が成長できずにいる韓国バレーとは違い、日本は10代がもう代表チームの一角を占め、世界頂上級を守っていこうとしている」。韓国は今大会1勝9敗で、降格の危機に瀕している。18チーム中の最下位になると、来季はネーションズリーグの下部に位置するチャレンジャーカップでのプレーになる。