敵地ブルワーズ戦

　米大リーグ・ドジャースの大谷翔平投手は8日（日本時間9日）、敵地ブルワーズ戦に「1番・DH」で先発出場。初回の第1打席で31号先頭打者弾を放った。怪物として注目を集める23歳のジェイコブ・ミジオロウスキー投手を粉砕。米記者は「時間を無駄にしなかった」「次の同じ球を……」とあっという間の先制劇を伝えた。

　初回、いきなり大物ルーキーに洗礼を浴びせた。2ストライクと追い込まれてからの3球目、低めのカーブをセンターへ。飛距離431フィート（約131メートル）の特大31号ソロとなった。

　米カリフォルニア州地元紙「ロサンゼルス・タイムズ」のジャック・ハリス記者は「ブルワーズのジェイコブ・ミジオロウスキーはカーブでショウヘイ・オオタニから空振りを奪った。オオタニは次の同じ球をセンター深くまで持って行った」と自身のXで速報。直前に空振りを喫した変化球にすぐさま対応したことを伝えた。

　米専門メディア「ドジャース・ネーション」のノア・カラムス記者は自身のXで「ショウヘイ・オオタニは時間を無駄にしなかった、先頭打者ホームランをかっ飛ばし、ドジャースにリードをもたらす」と電光石火の一撃を評した。

　ミジオロウスキーは2022年ドラフト2巡目（全体63位）でブルワーズ入り。6月12日（同13日）のカージナルス戦でメジャー初先発し、いきなり5回0/3をノーヒット投球。続く6月20日（同21日）のツインズ戦でも6回まで完全投球を披露するなど、鮮烈なデビューを果たしていた。