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13歳張本智和、再び元世界1位斬りならず 36歳のドイツ名手に善戦も4強敗退

卓球の中国オープンは24日、男子シングルス準決勝が行われ、13歳・張本智和(エリートアカデミー)が世界ランキング8位のティモ・ボル(ドイツ)に1-4で敗戦。シニアのワールドツアーで今年2月のインド・オープン以来の決勝進出を逃した。13歳の怪童が見せた快進撃は、4強で幕を閉じた。

世界ランク8位のボルに1-4で敗退…インド・オープン以来の決勝逃す

 卓球の中国オープンは24日、男子シングルス準決勝が行われ、13歳・張本智和(エリートアカデミー)が世界ランキング8位のティモ・ボル(ドイツ)に1-4で敗戦。シニアのワールドツアーで今年2月のインド・オープン以来の決勝進出を逃した。13歳の怪童が見せた快進撃は、4強で幕を閉じた。

 準決勝で相まみえたボルは、ワールドカップ優勝2度(2002、05年)、ITTFワールドツアー・グランドファイナル優勝1回(05年)、五輪にも00年のシドニーから5大会連続で出場している世界トップ選手の1人。それでも、02年に世界ランク1位に君臨した実力者相手にも臆することなく、立ち向かい、渡り合った。

 第1ゲームを11-6で先取したが、第2ゲームは相手の鋭いショットの前に9-11で落としてしまう。第3ゲームを8-11、第4ゲームも10-12で奪われると、第5ゲームで力尽きた。

 今大会は1回戦で元世界NO1のウラジミール・サムソノフ(ベラルーシ)を破った。2回戦は世界ランク3位・許シン(中国)の棄権で不戦勝となり、続く準々決勝は丹羽孝希(スヴェンソン)との日本人対決を制してベスト4に進出。準々決勝・ボルとの対戦で再び元世界NO1撃破を試みたが一歩及ばず、シニアのワールドツアー初優勝、于子洋(中国)が持つ16歳30日の男子最年少V記録更新はお預けとなった。

 それでも、「ハリモト・トモカズ」の名前は、確かに中国の地にも広まったはずだ。

 なお、張本は25日、木造勇人とのペアでダブルス決勝戦に出場する。対戦相手は日本の上田仁、吉村真晴組。シングルスの悔しさを晴らすべく、ダブルスでの大会制覇を目指す。

【張本の今大会成績】
1回戦 3-2 ウラジミール・サムソノフ(ベラルーシ)
2回戦 不戦勝 許シン(中国)
準々決勝 4-0 丹羽孝希(日本)
準決勝 1-4 ティモ・ボル(ドイツ)

【了】

ジ・アンサー編集部●文 text by The Answer


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