なぜカーショーが球宴出場? 今季登板は9試合も…MLB公式が理由を説明、背景にある“メジャーの敬意”
米大リーグ機構は6日(日本時間7日)、アトランタで15日(同16日)に行うオールスターゲームの出場選手を発表した。ここに含まれたのが、11回目の選出となるクレイトン・カーショー投手(ドジャース)だ。今季は9試合登板にすぎず、SNSには「なぜ?」との声も上がるが、この裏側には大リーグ流の敬意の示し方がある。

コミッショナーが決断した「レジェンド枠」、前例も
米大リーグ機構は6日(日本時間7日)、アトランタで15日(同16日)に行うオールスターゲームの出場選手を発表した。ここに含まれたのが、11回目の選出となるクレイトン・カーショー投手(ドジャース)だ。今季は9試合登板にすぎず、SNSには「なぜ?」との声も上がるが、この裏側には大リーグ流の敬意の示し方がある。
MLB公式が「カーショー、11度目のオールスターゲームへ 今回は『レジェンド・ピック』として」という記事で、その内幕を紹介している。
記事は、カーショーをナ・リーグの出場メンバーに含めると決めたのはコミッショナーのロブ・マンフレッド氏であると紹介。さらにドジャースのデーブ・ロバーツ監督の「これは、野球界の人々が非常に高く評価するものだと思う」という言葉を紹介している。
今季のカーショーは、9試合に先発し4勝、防御率3.43という成績にとどまるが、2日(同3日)のホワイトソックス戦では大リーグ史上20人目の通算3000奪三振を達成。通算216勝の実績に疑いの余地はない。ロバーツ監督は球宴選出について「これは慈善活動ではなく、長年にわたる努力の成果であり、彼がグラウンド内外で野球界に貢献してきたことの証しだ」とも口にしている。
このようなケースは初めてではなく、2022年にも通算3000安打を記録しているアルバート・プホルス(カージナルス)とミゲル・カブレラ(タイガース)を選出したことがある。ロバーツ監督はさらに「今回の名誉について深読みしないよう注意を促した」という。
さらに「これはクレイトン(カーショー)にとっての最後というわけではないが、この機会を得ることは彼と彼の家族にとって非常に意義深い」「ナ・リーグのロッカーにいるみんなが、彼の存在にワクワクするだろう」として、他の選手への好影響も期待している。
(THE ANSWER編集部)
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