フェデラー、復帰後初V王手 世界38位に貫録のストレート勝ち 2年ぶり決勝へ
男子テニスのゲリー・ウェバー・オープンは24日、シングルス準決勝で世界ランキング5位のロジャー・フェデラー(スイス)が同38位のカレン・ハチャノフ(ロシア)に2-0でストレート勝ち。全仏オープンを含むクレーコートシーズンを全休し、6月のメルセデス・カップでは初戦敗退したが、復帰後初優勝に王手をかけた。
ゲリー・ウェバーOP、ハチャノフを2-0で退け、9度目の優勝まであと1つ
男子テニスのゲリー・ウェバー・オープンは24日、シングルス準決勝で世界ランキング5位のロジャー・フェデラー(スイス)が同38位のカレン・ハチャノフ(ロシア)に2-0でストレート勝ち。全仏オープンを含むクレーコートシーズンを全休し、6月のメルセデス・カップでは初戦敗退したが、復帰後初優勝に王手をかけた。
“芝の帝王”が、元世界王者の実力をしっかりと示した。
第1セットは、最初の3ゲームで互いのサービスゲームを奪い合う「ブレーク合戦」スタートとなったが、正確なショットで徐々にハチャノフを押し込み、6-4で先取する。第2セットは一進一退の攻防が続く。第9ゲームでブレークしてリードを奪ったが、続く第10ゲームを落とし、試合はタイブレークにもつれこんだが、最後は7-5で制し、ハチャノフとの初対戦をストレート勝ちで飾った。
フェデラーは今大会、1回戦で欠場者のために繰り上がり出場となった杉田祐一(三菱電機)、2回戦で世界ランク29位のミーシャ・ズベレフ(ドイツ)、準々決勝では前年王者であるフロリアン・マイヤー(ドイツ)に勝利。そしてハチャノフとの一戦も制し、1セットも落とすことなく決勝に駒を進めた。
2年ぶり9度目の優勝まであと1つ。決勝はアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)とリシャール・ガスケ(フランス)の勝者と対戦する。
【了】
ジ・アンサー編集部●文 text by The Answer