「日本最速に挑む男たち」集結 陸上日本選手権、23日開幕「NO1しかいらない」
世界陸上の代表選考会を兼ねた日本選手権が、23日からヤンマースタジアム長居で開幕する。注目は男子100メートルで日本人初の9秒台が誕生するか。日本陸上競技連盟(JAAF)も公式フェイスブックでスポットを当て、「悲願の9秒台へ~日本最速に挑む男たち~」と投稿するなど、期待度は高まっている。
日本選手権男子100メートル、桐生、ケンブリッジ、山縣ら実力者が9秒台狙う
世界陸上の代表選考会を兼ねた日本選手権が、23日からヤンマースタジアム長居で開幕する。注目は男子100メートルで日本人初の9秒台が誕生するか。日本陸上競技連盟(JAAF)も公式フェイスブックでスポットを当て、「悲願の9秒台へ~日本最速に挑む男たち~」と投稿するなど、期待度は高まっている。
今大会には、前回大会王者のケンブリッジ飛鳥(ナイキ)、桐生祥秀(東洋大)、山縣亮太(セイコー)ら世界選手権の参加標準記録を突破している選手のほか、追い風参考ながら国内レース初の日本人9秒台を記録した多田修平(関西学院大)、さらには高校歴代3位タイの10秒23を叩き出した宮本大輔(洛南高)ら、注目の強者がズラリと集う。
足首の治療のため、5月のセイコー・ゴールデングランプリ川崎、6月の布勢スプリントを欠場した山縣は、JAAFの動画インタビューで「日本選手権は復帰レースになりますが、優勝目指して頑張りたいと思います」とコメント。今大会プロモーション動画のハッシュタグにもなっている「NO1しかいらない」と力強く宣言した。
大会連覇がかかるケンブリッジは、4月の米フロリダ州クラモントで行われた競技会で追い風参考記録ながら9秒98をマークした。5月のセイコー・ゴールデングランプリ川崎ではアテネ五輪金メダリストのジャスティン・ガトリンに次ぐ2位(10秒31)、6月の布勢スプリントでは10秒11と、日本選手権に向けて調整は順調に進んでいるようだ。