なぜ、ジョコビッチは緊急参戦したのか 英紙分析「精神的に払拭したがっている」
男子テニスのノバク・ジョコビッチ(セルビア)は2009年以降、自己ワーストとなる世界ランキング4位に落ち、7月開幕のウィンブルドンが復権への正念場となる。前哨戦としてワイルドカードでエイゴン国際イーストボーン出場を決定。緊急参戦の理由を、英紙「ガーディアン」が分析している。
全英前に異例の前哨戦参戦、英紙が指摘した“屈辱”の敗戦とは
男子テニスのノバク・ジョコビッチ(セルビア)は2009年以降、自己ワーストとなる世界ランキング4位に落ち、7月開幕のウィンブルドンが復権への正念場となる。前哨戦としてワイルドカードでエイゴン国際イーストボーン出場を決定。緊急参戦の理由を、英紙「ガーディアン」が分析している。
3度のウィンブルドン制覇を成し遂げているジョコビッチだが、この1年間の歩みは厳しいものとなっている。
昨年の全仏オープンで初優勝を飾り、生涯グランドスラムを達成したものの、3連覇を狙ったウィンブルドンでまさかの3回戦敗退。全米オープンこそ準優勝したが、以降はケガ、さらにはコーチ陣との決別などもあった。
アンドレ・アガシ氏を臨時コーチとして迎えた全仏オープンでは、準々決勝でドミニク・ティエム(オーストリア)に敗戦。この結果によってアンディ・マレー(イギリス)に譲った世界1位の再奪取どころか、約6年3か月ぶりに2位から順位を下げ、4位に“転落”を経験した。
長年トップに君臨したジョコビッチとしてみれば、試練となっているが、同紙は屈辱の敗戦が今大会への参戦を決めたのではないかと指摘している。