松山、世界ランク2位浮上 日本最高位更新 米誌は奮闘称賛「風の中、美しく戦った」
5月に日本人歴代最高の世界ランク3位…日本人初メジャー制覇&世界1位の偉業も視界に
「日曜日の追い込みは、松山に初のメジャータイトルをもたらすには至らなかったが、日本が誇る天才は次回の世界ランキングでキャリアハイを記録することだろう」
こう記述されていた通り、試合後、発表された世界ランキングで2位に浮上。「彼自身にとっても、歴代の日本人選手としても、最高位となる」とつづられていたが、中嶋常幸が87年に記録した日本人最高位(4位)を5月に3位となっていた25歳は、直前の4位から順位が上昇。ロリー・マキロイ(英国)、ジェイソン・デイ(米国)を抜き、日本人最高位を更新する快挙を果たした。
記事では「松山は安定したプレーが、日本人初となるメジャー制覇に必要だと考えている」と記述し、さらなる飛躍を誓った本人のコメントを伝えている。
「4回のラウンドでいい結果を残さないといけない。いいプレーで2度のラウンドはこなせたけれど充分ではなかった」
自己最高成績を残しても満足することがない松山。日本人初のメジャー制覇、そして世界ランク1位へ――。その視界には、歴史的な偉業がはっきりと近づいている。
【了】
ジ・アンサー編集部●文 text by The Answer