欧州ELの試合前、ゼニトファンが沿道から発煙筒で歓迎する珍百景が話題に

　海外サッカーのUEFA欧州リーグは決勝トーナメント1回戦第2戦が行われ、ゼニト（ロシア）がホームのフェネルバフチェ（トルコ）戦に3-1で勝利し、2戦合計3-2で16強進出を決めた。しかし、試合以上に熱視線を集めたのが、試合前にサポーターが行った“炎の歓迎”だ。スタジアムに向かうチームバスの沿道を発煙筒で埋め尽くし、あたかも炎の中を潜り抜けるような珍百景を米メディアが動画付きで公開し、海外で「ファンが壮観な花道を作る」と話題を集めている。

　あたかも炎の中を潜り抜けているようだった。スタジアムに向かう直線道路。その両脇、数百メートルにわたってサポーターが点在し、手には発煙筒。そして、バスが通過するタイミングで次々と焚き、明るく照らす。もくもくと煙が上がり、時々、バスの車体が見えなくなり“消えた”ほど。幻想的な雰囲気の中を選手たちを乗せた1台は進んでいった。

　圧巻の“珍百景”を米スポーツ専門メディア「ブリーチャーリポート」公式ツイッターは動画付きで公開。さらに米スポーツ専門局「FOXスポーツ」オーストラリア版も「ゼニト・サンクトペテルブルクのファンが、UEFAヨーロッパリーグの試合前に壮観な花道を作る」と見出しを打って特集している。

　記事では「ゼニトのファンが、フェネルバフチェとのUEFAヨーロッパリーグ決勝トーナメント1回戦第2戦の試合前に“炎”をもってゼニトのチームバスを歓迎した」と紹介。「ゼニトはこの素晴らしい歓迎によって確実に勢いづき、第1戦で喫した1失点を逆転し、この試合を3-1でものにした」と勝利の後押しになったと伝えていた。