日本に移住し「強い愛着がある」 家族にも影響したF1カメラマンの滞在経験「文化の価値観が…」
6日まで三重・鈴鹿サーキットで行われた自動車レースのF1第3戦・日本グランプリ(GP)には連日多くのファンが訪れ、盛り上がった。活躍や魅力を写真に収めた一人が、世界最大級のデジタルコンテンツカンパニー「Getty Images(ゲッティイメージズ)」のカメラマンだ。約30年のF1撮影歴を誇るクライブ・ローズ氏にインタビュー。サーキット内外で感じた“日本”について教えてもらった。

一流カメラマンが日本GPの1枚など紹介
6日まで三重・鈴鹿サーキットで行われた自動車レースのF1第3戦・日本グランプリ(GP)には連日多くのファンが訪れ、盛り上がった。活躍や魅力を写真に収めた一人が、世界最大級のデジタルコンテンツカンパニー「Getty Images(ゲッティイメージズ)」のカメラマンだ。約30年のF1撮影歴を誇るクライブ・ローズ氏にインタビュー。サーキット内外で感じた“日本”について教えてもらった。
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ローズ氏は過去200レースのF1や五輪などを撮影してきた一流カメラマン。毎年のように日本GPも撮影してきた。日本のファンを「世界一だと思います」と言ってはばからず、サーキットに思い思いのコスプレで集まる姿をカメラに収め続けている。また昨季から開催時期が春となり、美しい桜に彩られたサーキットやマシンも重要な被写体となった。
実は2020年1月に、東京五輪で仕事をするために日本に移住したことがある。その時は新型コロナ禍の影響で滞在は短縮されてしまったが「それでも、私は日本にとても強い愛着を感じており、友人や同僚が証言してくれるでしょう。日本に足を踏み入れるたびに、まるで帰ってきたような気持ちになります」とまで言う。
「私の最大の喜びは、家族に日本を紹介し、そこで得たすべてを共有することです。最近、家族と一緒に訪れた際、国とその文化的な価値観が子どもたちに深い影響を与えました」
ゲッティーイメージズでチーフスポーツフォトグラファーを務める同氏。1975年にロンドンで生まれ、父親の影響で写真に興味を持ったという。1994年に大学を卒業後、F1フォトグラファーのもとで見習いを始めた。1995年以降は毎年1度はF1撮影に携わり、撮影数は過去200レースにも及ぶ。
(THE ANSWER編集部)
