敵地ナショナルズ戦

　米大リーグ・ドジャースの大谷翔平投手は9日（日本時間10日）、敵地ナショナルズ戦に「1番・DH」で先発出場。7回に内野安打で出塁すると、すかさず二盗を決めた。足でも魅せる大谷に敵地放送局も思わず「オオタニにとっては簡単でしたね」と称賛を送っている。

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　パヘスのソロで5-5の同点に追いついた直後の7回1死。大谷は右腕サラサールの内角の直球をスイング。二塁方向への詰まった当たりとなったが、猛ダッシュ。大谷の快速ぶりに焦ったのか、二塁手が処理を誤る間に一塁に到達した。

　この快速ぶりに米メリーランド州地元局「MASN」の実況席は二塁手へ同情。実況が「ガルシアが捕ろうとするもグラブからこぼれ落ちました。オオタニは激走していましたから、彼は急がなければいけないことが分かっていました」と語ると、解説も「無理に投げていれば悪送球になって、二塁にまで行かれる可能性もあったので、これはこれで良しです」と納得していた。

　大谷は続くベッツの打席で、すかさず二盗に成功。今季3個目の盗塁を決めた。これには同実況席もお手上げ状態。「彼は様々な方法で相手を負かすことができます」という実況の言葉に、解説も「いいスタートを切りました。オオタニにとっては簡単でしたね」と白旗を上げていた。

　その後、大谷はテオスカー・ヘルナンデスの右前安打の間に生還。ドジャースが逆転に成功した。