2013年に首位打者＆打点王の2冠

　プロ野球の中日などで活躍したトニ・ブランコ氏が母国ドミニカ共和国でナイトクラブの天井崩落に巻き込まれ、43歳で亡くなった。米メディアなどが報じた。これを受けて、DeNA公式Xはブランコ氏を追悼するメッセージを投稿。添えられた画像に、ファンは「めちゃくちゃ好きやった」などと反応している。

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　米スポーツメディア「ジ・アスレチック」は「元MLB投手のオクタビオ・ドーテルがドミニカ共和国のナイトクラブの天井崩落で死去」と題して報道。現地8日、ドミニカ共和国のサントドミンゴにあるナイトクラブ、ジェットセットの天井が崩落。ドミニカ共和国スポーツ省の情報として、ブランコ氏、メジャー13球団を渡り歩いたオクタビオ・ドーテル氏らが巻き込まれ、その後死亡が確認されたという。

　DeNA公式Xは「トニ・ブランコが亡くなったという突然の知らせに深く悲しんでいます。2013年と14年、我々の横浜ファンにもたらしてくれた数多くの興奮、歓喜の瞬間に感謝しています。横浜で一緒に戦った時間は、我々にとって宝物です」と英語で記した。添えられた写真には、ブランコ氏がダイヤモンドを回る姿、満員のファンへ向かって右手を挙げる姿が写っている。

　ファンからは、「フォロースルーのバットをスっって置く感じめちゃくちゃ好きやった」「2013年4月19日のサヨナラホームランは、一生忘れません」「はじめて買ったユニフォーム、ブランコだったなぁ…」「未だに信じられません。悲しい」「ハマスタで聴いたあの打球音は忘れません」「敵ながら本当に怖い良い選手だった」などの声が上げられている。

　MLB公式サイトによるとブランコ氏は1981年生まれの43歳（NPB公式では1980年生まれ）。09年からは中日でプレーし、日本球界1年目から39本塁打、110打点でセ・リーグ2冠王に輝いた。4シーズンプレーしたあと、13年からDeNAに移籍。NPBではいずれもキャリアハイの打率.333、41本塁打、136打点をマークし、首位打者と打点王の2冠に輝いた。15年からはオリックスでもプレーした。