元中日ブランコ氏、天井崩落事故で死去直前にオリ時代の元同僚助ける行動 海外報道
プロ野球の中日などで活躍したトニ・ブランコ氏が母国ドミニカ共和国でナイトクラブの天井崩落に巻き込まれ、43歳で亡くなった。米メディアなどが報じた。ドミニカ共和国の記者によると、天井の下敷きになる直前に、元オリックスの同僚を助ける行動を取っていたという。

DeNAやオリックスでもプレー
プロ野球の中日などで活躍したトニ・ブランコ氏が母国ドミニカ共和国でナイトクラブの天井崩落に巻き込まれ、43歳で亡くなった。米メディアなどが報じた。ドミニカ共和国の記者によると、天井の下敷きになる直前に、元オリックスの同僚を助ける行動を取っていたという。
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現地8日、ドミニカ共和国のサントドミンゴにあるナイトクラブ、ジェットセットの天井が崩落。ブランコ氏、メジャー13球団を渡り歩いたオクタビオ・ドーテル氏らが巻き込まれ、その後死亡が確認されたという。
米スポーツメディア「ジ・アスレチック」は「元MLB投手のオクタビオ・ドーテルがドミニカ共和国のナイトクラブの天井崩落で死去」と題して報道。記事の中で、ドミニカ共和国スポーツ省の情報として、ブランコ氏も亡くなったことを伝えた。
現場には12年から西武、オリックスで計4年プレーしたエステバン・ヘルマン氏もいたという。ブランコ氏とは15年にオリックスで同僚だった。海外メディア「Z101」のドミニカ人MLB記者ヘクター・ゴメス氏が自身のXでヘルマン氏の証言を伝えている。投稿によると、ヘルマン氏がトイレから戻り、席につこうとしたところ、「天井の一部が自分の上に落ちてくることに気づいた瞬間、トニ・ブランコが彼を突き飛ばした」という。
MLB公式サイトによるとブランコ氏は1981年生まれの43歳(NPB公式では1980年生まれ)。2005年にナショナルズでメジャーデビュー。09年からは中日でプレーした。日本球界1年目から39本塁打、110打点でセ・リーグ2冠王に輝くなど、驚異的なパワーで相手に恐れられた。
中日で4シーズンプレーしたあと、13年からDeNAに移籍。NPBではいずれもキャリアハイの打率.333、41本塁打、136打点をマーク。首位打者と打点王の2冠を獲得した。15年からはオリックスでもプレーした。
(THE ANSWER編集部)
