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F1日本GP終了後を襲った悲劇「限度があります」 帰路急ぐ客で“キャパオーバー”鉄道会社が悲鳴

自動車レースのF1第3戦・日本グランプリ(GP)が6日まで三重県の鈴鹿サーキットで行われた。角田裕毅のレッドブル昇格初戦という話題もあり、多くのファンが会場に殺到した中で、終了後の帰宅の足を担った鉄道会社はSNS上で“SOS”を発信。他会社の路線を推奨していたほど、悲鳴を上げていた。

6日まで三重県の鈴鹿サーキットで行われた日本グランプリ【写真:ロイター】
6日まで三重県の鈴鹿サーキットで行われた日本グランプリ【写真:ロイター】

F1日本GP

 自動車レースのF1第3戦・日本グランプリ(GP)が6日まで三重県の鈴鹿サーキットで行われた。角田裕毅のレッドブル昇格初戦という話題もあり、多くのファンが会場に殺到した中で、終了後の帰宅の足を担った鉄道会社はSNS上で“SOS”を発信。他会社の路線を推奨していたほど、悲鳴を上げていた。

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 完全に“キャパオーバー”だった。レース終了後、帰宅の途に就くファンが鈴鹿サーキットの最寄り駅、伊勢鉄道の鈴鹿サーキット稲生駅に集まり始めた。伊勢鉄道公式Xは午後4時時点で大行列となった模様の写真を公開。「凄い混雑です。お時間のある方はお帰りの手段をお考えください。最終列車に乗り切れない可能性があります」と呼びかけた。同様の内容を英語でも投稿。海外から訪れたファンにも注意喚起した。

 そこからは頻繁に情報を更新。「お帰りは他の交通手段をお考えいただいた方が良いです。白子駅まで歩いて頂き、近鉄にお乗り換えください。輸送力は近鉄の方が上です」と近鉄への乗車も促した。さらに「本日中にお帰りになりたいなら、近鉄にお回りください。伊勢鉄道は小さな鉄道会社です。今いっぱいいっぱい頑張っていますが、限度もあるです」と“正直な”思いも投稿。「お猪口に生ビールを注がれて一生懸命飲んでる気持ちです」とジョークも投稿し、輸送力の限界を告知した。

 その後、懸命の尽力もあり「ホッとしています。なんとか皆さんを本日中にお帰りしていただけそうです。一時はどうなるかと思いました」と無事に帰宅のファンを捌ききったことを報告。「毎年ドキドキで心臓に悪いです」と続けた。

 一夜明けた7日には「近鉄さんごめんなさい 公式ながら、そちらを案内してしまいました」と近鉄に謝罪。「F-1時に伊勢鉄道をご利用いただいたお客様、近鉄におまわりいただいたお客様、いたらない伊勢鉄道でございました。それでも毎年一生懸命、皆様をお迎えお送りしています。ご理解いただき、お静かにお待ちいただいたおかげで、無事完遂できましたこと、誠に感謝しております」とつづり、各方面にお礼を示している。

 鈴鹿サーキットへのアクセスは、伊勢鉄道の鈴鹿サーキット稲生駅から徒歩25分。近鉄白子駅からはバス、タクシーで約20分。近鉄平田町駅からタクシーで約15分と紹介されている。

(THE ANSWER編集部)

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