新星また出現 木原美悠が準V、3か月前まで小学生の12歳「目標は東京五輪の次」
「五輪に出たい」…4月からエリートアカデミー入り「本当に強くなっている」
4月から地元・兵庫から東京のエリートアカデミーに進んだ。理由は「五輪に出たい」からだった。
ウェートトレーニングにも臨み、わずか3か月でも着実にパワーアップ。フォアに力強さが増した。寮の同部屋は17歳・平野美宇、男子の張本も同じエリートアカデミーに所属しており、刺激を受ける環境でメキメキと成長してきた。
「エリートアカデミーに入って本当に強くなっている。世界で活躍している人が多いけど、自分もその人たちより強くなって、もっともっといい成績を残したい」。まだ抜けない関西なまりで、平野&張本超えを目指すと誓った。
平野を筆頭に16歳の早田ひな、伊藤美誠ら10代の才能が次々と芽吹き、木原も15歳で迎える20年東京五輪で期待されるが「出たいけど、東京の次を目指したい」とポツリ。若いからこそ、長い目で将来を見つめている。
今大会を振り返り「自分の課題も見つかった。最後は悔しい思いをしたので、次の大会では優勝を目指したい」と先を見据えた。ランドセルを脱ぎ捨てたばかりの12歳の未来は、無限に広がっている。
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ジ・アンサー編集部●文 text by The Answer