新星また出現 木原美悠が準V、3か月前まで小学生の12歳「目標は東京五輪の次」
卓球の「ジャパンオープン荻村杯」は2日目の15日、U-21(21歳以下)の部・女子シングルス決勝で12歳・木原美悠(エリートアカデミー)が、17歳・梅村優香(四天王寺高)に1-3で敗戦。張本智和(エリートアカデミー)の12歳356日を塗り替える史上最年少優勝はならなかったが、3か月までまでランドセルを背負っていた天才少女が卓球界の新星となりそうだ。
天才少女再び…最年少V逃すも快進撃、目標は“美宇&張本”超え「もっと強くなる」
卓球の「ジャパンオープン荻村杯」は2日目の15日、U-21(21歳以下)の部・女子シングルス決勝で12歳・木原美悠(エリートアカデミー)が、17歳・梅村優香(四天王寺高)に1-3で敗戦。張本智和(エリートアカデミー)の12歳356日を塗り替える史上最年少優勝はならなかったが、3か月までまでランドセルを背負っていた天才少女が卓球界の新星となりそうだ。
躍進著しい卓球ニッポンに、ニューヒロイン誕生の予感だ。木原は準決勝で世界ランク103位の麦子詠(香港)を3-2で破り、史上最年少Vに王手。決勝ではミスが出て、梅村に敗れたが、堂々の準優勝を果たした。
「ここまで来たら、絶対優勝したかった。決勝は自分のプレーができなかった。準優勝は結構、満足しているけど、金メダルの方が良かった」。試合後、銀メダルを胸に提げた12歳は、悔しさを隠そうとしなかった。
とても3月までランドセルを背負っていたとは思えない、怒涛の快進撃だった。前日の1回戦では全日本ジュニア女王の笹尾明日香(横浜隼人高)、準々決勝で安藤みなみ(専大)、実力のある高校、大学生を撃破し、準決勝に進出。この日の一般のシングルス1回戦では世界選手権の韓国代表も破っていた。一躍、今大会でスターダムにのし上がった。
「想像してなかった。1回戦くらいで負けるかと……。少し自信がつきました」。躍進を演じた中で、収穫も得た様子だった。