F1日本GP

　自動車レースのF1第3戦・日本GPは4日に鈴鹿サーキットで開幕、6日に決勝を迎える。レッドブルでのデビュー戦となる角田裕毅に注目が集まる一方、角田と交代でレーシングブルズに“降格”となったリアム・ローソンがチームに合流。スタッフの温かい歓迎を受ける姿に海外ファンも感動している。

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　思わず口元を覆った。チームに合流したローソンを出迎えたスタッフが持っていたのは、レース中にドライバーにタイム差などを伝えるピットボード。本来情報を書く欄には「あなたがいなくて寂しかった」と記されている。一目見たローソンは「Oh my god」と呟き、感激した面持ち。ローラン・メキース代表と抱き合うと「みんなありがとう、本当にありがとう。戻ってこられてうれしいよ、ありがとう」と感謝を述べた。

　感動的な動画をインスタグラムに公開したレーシングブルズ公式は「ここで玉ねぎを切ったのは誰？」とユーモアたっぷりにつづっている。昨季まで同チームに所属していたローソンは、今年姉妹チームのレッドブルに昇格。しかし開幕から思うような走りが出来ずにノーポイント。僅か2戦で角田と交代となり、トップチームのシートを失っていた。

　傷心のローソンを励ますスタッフの振る舞いには、海外ファンからも「おかえりなさい、リアム」「泣ける」「リアムとユウキ両方の幸運を祈るよ！」「彼にはこんなサポートが必要だった」「美しい……！！！」「なんて素晴らしいんだ！！」など、感動する声が上がっている。