角田裕毅から排除されたF1の“暗黙ルール” レッドブル代表から確約「人間関係について話した」
自動車レースのF1第3戦・日本GPは4日に鈴鹿サーキットで開幕、6日に決勝を迎える。レッドブルでのデビュー戦となる角田裕毅に注目が集まる中、エースのマックス・フェルスタッペンをめぐる「チームオーダー」も焦点の一つに。海外メディアのインタビューに答えた角田は「順位の入れ替えを必ずしも求められるわけではないと約束してくれました」と“確約”をもらったことを明かしている。

F1日本GP
自動車レースのF1第3戦・日本GPは4日に鈴鹿サーキットで開幕、6日に決勝を迎える。レッドブルでのデビュー戦となる角田裕毅に注目が集まる中、エースのマックス・フェルスタッペンをめぐる「チームオーダー」も焦点の一つに。海外メディアのインタビューに答えた角田は「順位の入れ替えを必ずしも求められるわけではないと約束してくれました」と“確約”をもらったことを明かしている。
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英公共放送「BBCスポーツ」公式インスタグラムは共同投稿の形で角田のインタビュー動画を投稿。「ユウキ・ツノダは、マックス・フェルスタッペンよりポジションが上の場合でも、順位入れ替えを求められるとは限らない」「今週末の日本GPで、オランダ人(フェルスタッペン)のチームメートとしての生活が始まる」とつづって紹介している。
動画内で角田は「最初に電話をもらったのはクリスチャンからでした。レッドブルのシミュレーターのために元々ミルトン・キーンズに行く予定だったので、実際に(ホーナー氏と)会いました」とし、レッドブルのチーム代表、クリスチャン・ホーナー氏とのやり取りを公開。「彼が僕に期待していること、そしてチームの人間関係について話をしました」と語った。
ホーナー代表からかけられた期待については「マックスとできるだけ近い位置にいてほしいということでした。レッドブルのゴールはマックスがドライバーズチャンピオンポイントを獲得することで、戦略的に僕がそれを援助できるレースもあるかもしれない」とフェルスタッペンのサポートという役回りに言及。その上で、こう続けた。
「もし僕の方がマックスより上の順位にいる状況になっても、順位の入れ替えを必ずしも求められるわけではないと約束してくれました。すぐにはマックスに勝つのは難しいと思います。とにかく早く車に慣れることが重要ですが、とても興奮しています」
F1では「チームオーダー」と呼ばれる“暗黙のルール”が存在。あくまで個人競技とはいえ、エースにより多くのポイントを稼がせるために、2番手ドライバーがエースの前を走っていた場合には、追い抜かせるという動きが求められるケースも見られる。ただし、角田に関しては現時点でそのようなチームオーダーは出されない模様。母国GPで角田はどんな走りを見せてくれるのか。
(THE ANSWER編集部)
