角田裕毅にとって「最後のチャンス」 来季のRBシートの行方を巡る指標「0.3」 海外記者が指摘
自動車レース・F1第3戦の日本GPは4月4日に開幕する。海外記者は、レッドブルでのデビュー戦となる角田裕毅について、今季が「最後のチャンス」と指摘。来季のチーム残留を巡り、重要な指標を紹介した。

今季の角田にとって「いいシーズン」とは?
自動車レース・F1第3戦の日本GPは4月4日に開幕する。海外記者は、レッドブルでのデビュー戦となる角田裕毅について、今季が「最後のチャンス」と指摘。来季のチーム残留を巡り、重要な指標を紹介した。
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英公共放送「BBC」は「ユウキ・ツノダにとっての良いシーズンとは?」との見出しで、BBCスポーツF1特派員のアンドリュー・ベンソン氏が読者の質問に応える記事を掲載した。
「ツノダにとって良いシーズンとは何なのか」との質問を受けたベンソン氏。レッドブルへの昇格は、「ツノダにとって、まさにキャリアの命綱」とし、「なぜなら、彼がレッドブルのセカンドチームのシートを保持できていたのはホンダのおかげだったが、そのホンダは2026年にアストンマーティンへ移る予定であり、そこにツノダのためのシートは存在せず、現実的な見込みもないからだ」と持論を展開した。
ベンソン氏は「ホンダがいなくなれば、レーシングブルズが2026年もツノダを維持する可能性は低く、レッドブルのジュニアドライバーたちが次々と育ってきている中で、それはなおさら」と説明。マックス・フェルスタッペンと組む今季は「ツノダにとって自分がF1で長期的に活躍する価値があることを、最終的かつ決定的に示すチャンス」とした。
では、角田に求められるパフォーマンスとは何なのか。ベンソン氏は、レッドブルが「フェルスタッペンから一貫しておおよそ0.3秒以内のラップタイム差で走れること」をセカンドドライバーに求めていると指標を紹介。角田は「レッドブルに自分が2026年のシート候補として考慮されるべき存在であることを納得させるには、それを成し遂げる必要がある」とコメントしていた。
レッドブルのアドバイザーを務めるヘルムート・マルコ氏は米専門メディア「モータースポーツ.com」のインタビューで、角田のレッドブル昇格について、ホンダが決定をサポートしたことを否定。「決定的な要素ではない」としていた。今季終了後のフェルスタッペンの移籍可能性も海外メディアが報じており、来季のレッドブルには早くも注目が集まっている。
(THE ANSWER編集部)
