本拠地ブレーブス戦

　米大リーグ・ドジャースの大谷翔平投手は3月31日（日本時間4月1日）、本拠地で行われたブレーブス戦に「1番・DH」で先発。試合中、米実況席では大谷に関するグッズが高額で取り引きされていることが話題に。「1枚のカードに100万ドルです」などと驚きをもって報じている。

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　6回の第4打席の時だった。米カリフォルニア州地元放送局「スポーツネット・ロサンゼルス」の実況席では、大谷が昨季史上初めて達成した「50本塁打＆50盗塁」に関する話題になった。実況のジョー・デービス氏は「50-50を達成した時のホームランボールが440万ドル（約6億6000万円）で台湾の投資会社に売れたそうです。野球への関心を高めるためのキャンペーンの一環としてロビーに飾っているらしいです」と、昨年9月に米オークションサイトで落札されたことを改めて紹介。さらにこう続けた。

「今週末にトレーディングカードが1つ売れました。50-50の試合を記念したもので、大谷のサインとその試合で着用していたユニホームのMLBパッチが入っています。それが100万ドルでした。1枚のカードに100万ドルです、その台湾の会社は4つカードが買えますね（笑）」

　3月29日（日本時間30日）に米オークションサイト「ヘリテージ・オークション・スポーツ」で記念カードが106万7500ドル（約1億6000万円）で落札されたことを紹介。米老舗カード会社、トップス社が作成した大谷の「50-50記念カード」で、大谷の直筆サイン入り。同9月20日の試合で大谷が履いたズボンに貼られたMLBロゴが埋め込まれている、文字通り“世界に1枚”しかない逸品だ。

　これには米通算204勝のドジャースOBで、解説を務めたオーレル・ハーシュハイザー氏は「（カードを作る）印刷会社を始めたら何百万ドルと儲けられるぞ」とジョークも。大谷の偉大さが生んだグッズの価値の大きさを感じていた。

　大谷はこの試合、3打数無安打だったが2四球を選び、今季2個目の盗塁を決めた。チームは6-1で勝ち、開幕から無傷の6連勝となった。