ドジャース31歳左腕の意外な特技「夢中になった」 ルーツは16年前、腕前にMLBが注目「経験が豊富だ」
米大リーグのドジャースは、3月31日(日本時間4月1日)の本拠地ブレーブス戦に6-1で勝利し、開幕から無傷の6連勝を飾った。好調の要因となっているリリーフ投手陣を支える31歳左腕の特技にMLB公式が注目。「腕利きのスタイリスト」と伝えている。

ドジャース中継ぎ陣を支える貴重な左腕
米大リーグのドジャースは、3月31日(日本時間4月1日)の本拠地ブレーブス戦に6-1で勝利し、開幕から無傷の6連勝を飾った。好調の要因となっているリリーフ投手陣を支える31歳左腕の特技にMLB公式が注目。「腕利きのスタイリスト」と伝えている。
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細かい作業はお手のものということか。MLB公式サイトは3月31日(日本時間4月1日)に「バンダは理髪師? ドジャースのリリーフは腕利きのスタイリスト」との見出しで、アンソニー・バンダ投手の特集記事を掲載した。オープン戦終盤、普段は肩にかかるほどの長髪がトレードマークのトニー・ゴンソリン投手が、クラブハウスに丸刈り頭で登場して皆を驚かせた。その華麗な“変身”にバンダが深く関わっていたのだという。
記事はこの経緯を「ゴンソリンの髪を切ろうとしていたのはミゲル・ロハスで、最初に挑戦し、真ん中の長い髪を切った。サイドは少し手入れが必要だったため、ロハスはアンソニー・バンダにハサミを渡した」と説明。「ちなみに、バンダは理髪師としての経験が豊富だ」と意外な才能を紹介。バンダもその楽しさを語っている。
「僕にとってのASMR(聴覚や視覚から感じる快感)のようなものだ。それが散髪に夢中になった理由なんだ。絵を描いたり、編み物をしたり、何であれ、人々が夢中になるのと同じ理由さ」
実は、長い歴史がある。記事は「バンダが散髪した経験は、彼の言葉を借りれば2009年までさかのぼる。彼は友達に20ドル(約3000円)を支払って髪を切ってもらったときに、やり方を学べば、金を稼ぐことができると気づいた」とバンダの過去を紹介。さらにYouTubeの動画で独学したことや、高校卒業後にはテキサス州シントンの理髪店で働いたことに触れている。
ちなみに現在、バンダは「自宅に理髪店を構え、バリカンやカミソリを揃えている」のだという。「彼は自分や息子だけでなく、家族や友達の髪も切っている。外部の客は受け付けていないが、現役引退後のキャリアとして否定しているわけではない」と、引退後に“本職”とする可能性にも触れている。
(THE ANSWER編集部)
