NBAで一挙7人退場の大乱闘 カメラ巻き込み警備員も登場…米実況席「こんな大騒ぎ見たことない」
30日(日本時間31日)の米プロバスケットボール(NBA)で大乱闘が発生した。ミネソタ州ミネアポリスで行われたピストンズとティンバーウルブズの一戦、第2クオーター(Q)残り8分36秒、コート上でもみあいになり、両チームのコーチを含む7人が退場となっている。

ピストンズ―ティンバーウルブズ戦
30日(日本時間31日)の米プロバスケットボール(NBA)で大乱闘が発生した。ミネソタ州ミネアポリスで行われたピストンズとティンバーウルブズの一戦、第2クオーター(Q)残り8分36秒、コート上でもみあいになり、両チームのコーチを含む7人が退場となっている。
ゴール下でレイアップシュートに移ろうとしたティンバーウルブズのナズ・リードに、ピストンズのロン・ホランドが犯したファウルが発端だった。両選手の口論はあっという間に手が出る乱闘に発展。コート際の座席付近に選手が殺到した。審判の制止だけでは収まらず、警備員まで出動。観客はそろってスマートフォンをむける大騒ぎとなった。
現地実況席も「こんな大騒ぎは見たことがありません」と衝撃を受けた様子だった。撮影カメラも巻き込まれ、倒れてしまったようだ。
米ミネソタ州の地元紙「スター・トリビューン」は「ホランドとリードは何か話を始めた。おそらく少し前のプレーからの余韻が残っていたのだろう。その時、ウルブズのドンテ・ディビンチェンゾとピストンズのアイザイア・スチュワートが来て、ディビンチェンゾがリードとホランドの間に割って入った。そして乱闘が始まった」と乱闘が拡大していく様子を伝えている。
「選手、コーチ、全員を巻き込んでいるようだった。観客はどよめき、ウルブズの選手たちはコートの外から集団に加わろうとしていたアシスタントコーチのパブロ・プリジオーニを取り囲んだ」
この大乱闘は戦力的な余波も大きく「徹底的な検証の後、ピストンズのスチュワート、ホランド、マーカス・サッサー、ヘッドコーチのJB・ビッカースタッフが退場。ウルブズの最高の3ポイントシューターの2人であるディビンチェンゾとリード、そしてアシスタントコーチのプリジオーニも退場となった」と報じられている。試合はこの時点では10点差を追いかけていた地元ティンバーウルブズが第3Qに逆転。123-104で勝利している。
(THE ANSWER編集部)