「ヤンキースだから大目に見られる」 3戦15発、物議の新バットに現役投手が不満「理解できない」
米大リーグのヤンキースが使用した“特殊バット”の衝撃が収まらない。29日(日本時間30日)のブルワーズ戦で、初回先頭から3球で3本塁打したのをはじめ、16安打のうち本塁打9本という強打をみせた。これに被弾した側のブルワーズから不満の声が上がっている。

衝撃の1試合9発…負けた側は新型バットをどう見た?
米大リーグのヤンキースが使用した“特殊バット”の衝撃が収まらない。3月29日(日本時間3月30日)のブルワーズ戦で、初回先頭から3球で3本塁打したのをはじめ、16安打のうち本塁打9本という強打をみせた。これに被弾した側のブルワーズから不満の声が上がっている。
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ヤンキースはこの試合、初回先頭のゴールドシュミットからベリンジャー、ジャッジと全員が初球を叩き三者連続本塁打。その後も長打攻勢で20-9と圧勝した。その中で注目を集めたのが、数人の選手が使用した異様な形のバットだ。
2回2死から3ランを放ったボルピ、3回無死からソロのチザムJr.らが使っていたバットは、芯の部分だけが明らかに太いという特殊な形状。現地の試合中継では「多くの木材をラベル部分に集め、最も硬い部分で打てるようにしたんです」と紹介されていた。
MLBの野球規則内のもので違反はないが、このバットについては否定的な意見もある。ヤンキースの地元局「スポーツネット・ニューヨーク」は、昨季21セーブを挙げたブルワーズのメギルの言葉を紹介している。
ヤンキース地元紙「ニューヨーク・ポスト」のダン・マーティン記者に対し「これは酷いと思う。データが証明している」と不満をあらわにした。続けて「こんなものは今まで見たことがない。スローピッチソフトボールで使われるものみたいだ。一か所に木材を集中させるなんて天才的だね。草野球のようだし、そうではないかもしれない。いずれにせよ、ヤンキースだから大目に見られるだろう」と、どこかあきらめの口調だ。
異様な形は待機していたブルペンからでも分かったようで「ボウリングのピンのように見えたから、ショックを払拭するのにしばらく時間がかかったよ。理解できない」と口にしている。
ただ一方では「でも、これはゲームだ。ビッグデータを用いた競争で、現在、科学とテクノロジーは球界で重要な地位を占めている。新たな試みをする彼らを嫌うことはできないよ」と、相手を上回ろうとする挑戦には理解を示している。ブルワーズはヤンキースとの開幕3戦で15本塁打を浴び、3連敗。ジャッジはこのバットを使わず4本塁打を放っている。
(THE ANSWER編集部)
