「ヤンキースに天才がいる」 特殊形状バットを生んだ物理学者をOB絶賛「ミス減少のアイデアだ」
米大リーグ・ヤンキースは29日(日本時間30日)、本拠地ブルワーズ戦で20-9と大勝した。初回に全て初球打ちの3者連続本塁打。計16安打のうち9本塁打の猛攻を見せた。話題となったのが、ヤンキースの選手が使用した特殊な形状のバット。球団OBは開発者をクローズアップし「ヤンキースに天才がいる」と絶賛している。

異なるバットの形状
米大リーグ・ヤンキースは29日(日本時間30日)、本拠地ブルワーズ戦で20-9と大勝した。初回に全て初球打ちの3者連続本塁打。計16安打のうち9本塁打の猛攻を見せた。話題となったのが、ヤンキースの選手が使用した特殊な形状のバット。球団OBは開発者をクローズアップし「ヤンキースに天才がいる」と絶賛している。
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米ニューヨーク州地元局「YESネットワーク」の中継では、4番ジャズ・チザムJr.内野手が構えたバットをズームで紹介した。他よりも太く見える形状に対し、実況は「多くの木材をラベル部分に集め、最も硬い部分で打てるようにしたんです」と説明。チザムは右中間ソロを含む5打数2安打2打点だった。
もちろん違反ではない。ヤンキースOBのケビン・スミス氏はXに通常のバットとの違いがわかる画像を公開。「ヤンキースには文字通りの天才、MITの物理学者レニーがいる」と絶賛し、「彼は“トルピード”バレルを開発した。より多くの木材をボールが当たる部分に集める。バレル率を高めてミスを減らすアイディアだ」と指摘した。
米紙「ニューヨークポスト」によると、レニーとは分析官のアーロン・リーンハート氏という。スミス氏は「ほんの数インチのバレルの違いが結果を左右する」と投稿。続けて「これらのバットは比較的軽く感じる。重心が手元に近いから、より重いバットを振れるのだ」と説明した。
「幼少期に使っていたウィッフルボールのバットのような感じ。最初に手に取った時は、バレルが巨大に感じるが、実際はそれほどでもない」と自身の感触も。最後に「このバットがまだ普及していないことに、レニーはいつも驚いていた」とも記している。
(THE ANSWER編集部)