本拠地開幕戦で今季2号

　米大リーグ・ドジャースの大谷翔平投手は27日（日本時間28日）、タイガースとの本拠地開幕戦に「1番・DH」で先発出場。7回の第4打席で今季第2号を放った。逆風を切り裂く一撃にABEMAの解説陣もショックを受けた様子。「僕らは凄いのを見てるんじゃないかと思いました」と驚きを口にしていた。

　4-3と1点リードで迎えた7回、大谷は2死無走者で打席に立つと右腕ハニフィーの6球目、フルカウントから外角へのシンカーを逆らわずにはじき返した。打球は左翼スタンドに飛び込む本塁打となった。開幕3戦で早くも2本目だ。

　試合を中継したABEMAの解説陣も絶句した。元メジャーリーガーの川崎宗則氏は「完璧なんですけど……逆風の中この打球は、どうやったら人類は打てるんだろうって。考えられない打球が突き刺さっているわけなんですけど」と困惑気味。「僕らは凄いのを見てるんじゃないかと思いました」と改めてその凄さを受け止めていた。

“超人”と呼ばれた糸井嘉男氏も「信じられない。誰しもが超人以上と思ってますよ。超人界のトップです。あるとするならね」と称賛の言葉を並べ、メッツなどでプレーした五十嵐亮太氏は「言葉で表現しにくい。解説者泣かせですよ。あまり『すごい』を連発しても『もういいよ』ってなっちゃうので。何かいい言葉がないかなと思うんですけど」と話していた。