F1レッドブル、異例のローソン“更迭”を決断した理由 代表「我々には彼を守り、成長させる責任がある」
自動車レースのF1レッドブルは日本時間27日、姉妹チーム・レーシングブルズに所属していた角田裕毅の昇格を発表した。開幕2戦で不振だったリアム・ローソンに代わる緊急起用。角田は自身のXでも「挑戦への覚悟はできている」と英語と日本語で投稿した。レッドブルの声明では、ローソンを開幕2戦で異例の“更迭”としたことに対するクリスチャン・ホーナー代表のコメントも掲載されている。

ローソンに代わり緊急昇格
自動車レースのF1レッドブルは日本時間27日、姉妹チーム・レーシングブルズに所属していた角田裕毅の昇格を発表した。開幕2戦で不振だったリアム・ローソンに代わる緊急起用。角田は自身のXでも「挑戦への覚悟はできている」と英語と日本語で投稿した。レッドブルの声明では、ローソンを開幕2戦で異例の“更迭”としたことに対するクリスチャン・ホーナー代表のコメントも掲載されている。
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レッドブルのチーム体制は昨季までフェルスタッペンの2番手だったセルジオ・ペレスが不振により退団。後任に角田の名もあがる中で、RBのドライバーも務めた経験があったローソンの昇格を決定した。しかし、ローソンは今季開幕戦のオーストラリアGP決勝でリタイア、中国GPも下位に沈み、ポイントすら獲得できていなかった。
海外メディアを中心に角田の緊急昇格が報じられていたが、遂に決定。レッドブル公式の声明で公開されているホーナー代表のコメントでは「リアムが開幕2戦で、RB21で苦戦するのを見るのはつらかった。その結果、我々はシーズン序盤での配置転換に全員で合意した。我々は2つの野望を持ってシーズンをスタートした。ドライバーズチャンピオンを防衛すること、そして、コンストラクターズチャンピオンを奪還することだ。これは、純粋に競技面での決断だ」と理由が説明されている。
ローソンは角田と入れ替わりでレーシングブルズの一員となる。ホーナー代表は「我々にはリアムを守り、成長させる責任がある。そして、非常に困難なスタートを経た今、迅速に行動することが理にかなっているということだ。そうすることで、リアムは経験を積むことができ、彼が非常によく知る環境とチームであるレーシングブルズとともにF1キャリアを継続していける」と今後の成長に期待していた。
「RB21に多くの改善点があることは理解している」と現在のマシンが課題を抱えていることを認めているホーナー代表は「ユウキの経験はマシンの改善に大きな利益をもたらすだろう」と、角田加入により前進することに期待した。
(THE ANSWER編集部)
