「エンゼルスを馬鹿にする材料なのが歯がゆい」 前代未聞“スマホ禁止令”を受けた現場の本音「最高なんだ」
米大リーグのエンゼルスが定めた“前代未聞”のルールが注目されている。クラブハウス内での携帯電話、スマートフォンの使用を禁止するというもので、元大リーガーが「聞いたことがない」というほど珍しい。ただ当の選手たちには大好評。ローガン・オホッピー捕手が米野球専門ポッドキャスト「ファウル・テリトリー」公式YouTubeチャンネルに出演し、その効果を語っている。

クラブハウスで携帯電話の使用を禁止…現代の選手は耐えられる?
米大リーグのエンゼルスが定めた“前代未聞”のルールが注目されている。クラブハウス内での携帯電話、スマートフォンの使用を禁止するというもので、元大リーガーが「聞いたことがない」というほど珍しい。ただ当の選手たちには大好評。ローガン・オホッピー捕手が米野球専門ポッドキャスト「ファウル・テリトリー」公式YouTubeチャンネルに出演し、その効果を語っている。
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「僕たちはもうこのルールを楽しんでいる。最高なんだ。これはチーム全体で決めたことでもある。お互いによく話し合い、より親しくなっている。クラブハウスの雰囲気は最高だし、みんなさらに団結している」
開幕直前、オホッピーは新ルールがチームに及ぼしている効果をこう口にした。エンゼルスがこのルールを定めたのは3週間ほど前だという。ツインズなど大リーグ7球団で通算2059試合に出場したAJ・ピアジンスキー氏も「今まで所属したどのクラブハウスでも、こんな話は聞いたことがない」というほど珍しいが、あっという間に浸透したという。
さらにオホッピーは「正直なところ、これがまたエンゼルスを『またかよ』とバカにする材料になってしまってるのが歯がゆい。僕たちは正しいことをしてるし、本当に良い時間を過ごしてる。球場に行くのが楽しみだし、1日が終わると次の日が楽しみなんだ」と、他のチームに先んじたルールとして、誇りに思っているようだ。
番組で司会を務めるエリック・クラッツ氏が「中には反対派もいた?」と問うとオホッピーは「1人もいなかった」とキッパリ。ルールは「クラブハウス内では使用禁止」というもので、外に出て文字メッセージを送ったり、コーチに連絡するメッセージも問題ないのだという。「だから、みんなが思ってるほど厳しいルールじゃない」と強調する。
「要は、会話を促進したいってこと。みんなで話してる時に、携帯電話を見てるのは良くないからさ。実際、効果は抜群だった。みんなこのルールを受け入れてるし、今のクラブハウスの雰囲気は本当にいい。以前よりも今の方が断然いい。全員に共通してる感覚だと思うよ」
エンゼルスは2014年を最後に10年連続でプレーオフ進出を逃しており、大谷翔平投手とマイク・トラウト外野手という大リーグを代表する選手をもってしても浮上はかなわなかった。新たなルールがチームを変え、悲願のプレーオフを近づけるのかもしれない。
(THE ANSWER編集部)
