MLB開幕シリーズで来日

　19日まで東京ドームで行われたドジャースとカブスによるMLB開幕戦シリーズは大きな熱狂を生んだ。来日した選手やその家族たちはさまざまな日本文化を堪能。中でも、日本食に魅了された者たちが続出した。和食はもちろん、日本人にも大人気のメニューを「4日連続で食べた」とドはまりした関係者も。グラウンド外でグルメ三昧になっていた。

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　来日した外国人が絶賛する日本食。定番の「寿司」に魅了されたのは、ドジャースのベン・カスパリウス投手の妹・ケイトさんだった。自身のTikTokで、銀座を散策する様子を公開し「Googleで近くの寿司屋を探して信じられないような場所を見つけたの」と寿司屋でランチ。「8人くらいしか座れないカウンターで、クールだった。このネタの色を見て。とっても新鮮で美しいでしょう」と、感動した様子で舌鼓を打っていた。さらに添えられたガリにもチャレンジ。「生姜も米国とは全然違って美味しかった」と満足げだった。

　寿司に魅了されたドジャースのタナー・スコット投手は開幕第2戦の前に米地元局のインタビューに応じ、意外な告白も。「昨日、球団に試合前にシェイクシャックに行っていいか聞いたんだ。バーガーが必要だったんだよ……。ここ数日間寿司をたくさん食べていたから」と“ヘルプ”を求めていたことを明かした。来日後は大谷翔平投手ら日本人3選手が主催した夕食会では巨大なマグロ一尾が解体ショーの後に振る舞われるなど、まさに寿司尽くしの日々だったことで、少々“休憩”が必要だったようだ。

　寿司と並んで大人気だったのはラーメン。米放送局「スポーツセントラル・ロサンゼルス」でレポーターを務めるダレン・ヘインズ氏に取材したところ「街でぶらぶらしてたらラーメンを見つけて、4日連続で食べちゃったよ。冗談じゃなくて本当に4日連続！」と告白。初めて訪れる国では「新しいものを試すのが好き」と好奇心旺盛な同氏はもちろん寿司も堪能したというが「美味しいお寿司はいっぱい食べたけど、ラーメンがナンバーワンかな」と自分の中で順位付けしていた。

　カブスの地元、米イリノイ州地元局「マーキースポーツ・ネットワーク」で試合実況などを務めるアレックス・コーエン氏は、大人気ラーメン店「一蘭」の虜に。「幸せな生活へようこそ」とつづった自身のXの投稿ではどんぶりにトッピングのきくらげを箸で上手に載せていく様子が収められていた。