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史上最年少41歳IOC新会長に日本水泳界が熱視線 鈴木大地会長「若いが精力的」バッハ氏の後任

国際オリンピック委員会(IOC)の次期会長に元競泳五輪金メダリストのカースティ・コベントリー氏(41)が決まり「水泳界隈」が沸いている。IOCは20日、6月に退任するトーマス・バッハ氏の後任を決める会長選を実施。第10代のIOC会長に、ジンバブエ出身のコベントリー氏が当選を果たした。

IOC次期会長のカースティ・コベントリー氏【写真:Getty Images】
IOC次期会長のカースティ・コベントリー氏【写真:Getty Images】

IOC次期会長は史上最年少の41歳

 国際オリンピック委員会(IOC)の次期会長に元競泳五輪金メダリストのカースティ・コベントリー氏(41)が決まり「水泳界隈」が沸いている。IOCは20日、6月に退任するトーマス・バッハ氏の後任を決める会長選を実施。第10代のIOC会長に、ジンバブエ出身のコベントリー氏が当選を果たした。

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 初の女性で初のアフリカ出身、史上最年少で五輪のかじ取り役を任されるコベントリー氏は、五輪で金メダル2個など7個のメダルを獲得した元トップスイマー。ワールドアクアティクス(世界水泳連盟)も公式ページで「五輪における水泳競技の役割を前進させることを楽しみにしています」と歓迎した。

 日本水泳連盟の鈴木大地会長も、日本選手権開催中の東京アクアティクスセンターで取材に応じ「若いけれど精力的で、何かをやってくれそう。ワールドアクアの中でも盛り上がっています」。昨年のドーハ世界選手権の時も会って話をしたそうで「水泳の普及、振興に拍車がかかれば」と期待した。

 2000年シドニーから16年リオデジャネイロまで5大会連続で五輪に出場し、04年アテネと08年北京の200メートル背泳ぎで金メダルを獲得。中村礼子、寺川綾、伊藤華英ら世界レベルで活躍していた日本の女子背泳ぎ陣にとっても、高い壁だった。

 五輪の決勝レースでも対戦し、会話も交わしたという伊藤氏は「選手の時から、すごくしっかりした印象です」。東京五輪パラリンピック組織委員会職員として、IOC調整委員として来日した同氏との親交もあり「調整力も高かったし、すごく期待しています」と喜んだ。

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荻島 弘一

1960年生まれ。大学卒業後、日刊スポーツ新聞社に入社。スポーツ部記者としてサッカーや水泳、柔道など五輪競技を担当。同部デスク、出版社編集長を経て、06年から編集委員として現場に復帰する。山下・斉藤時代の柔道から五輪新競技のブレイキンまで、昭和、平成、令和と長年に渡って幅広くスポーツの現場を取材した。

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