ドジャースを「嫌ってくれて構わない」 球団社長が直撃取材で明かした野望「日本と肩並べる国を…」
米大リーグのドジャースとカブスが「MLB 東京シリーズ by Guggenheim」のため来日。18、19日に開幕カードで対戦した。「THE ANSWER」では来日した選手、米メディア関係者らに現地で直撃取材。「ドームで聞いたANSWER」と題し、語ってもらった内容を伝える。

「ドームで聞いたANSWER」第28回
米大リーグのドジャースとカブスが「MLB 東京シリーズ by Guggenheim」のため来日。18、19日に開幕カードで対戦した。「THE ANSWER」では来日した選手、米メディア関係者らに現地で直撃取材。「ドームで聞いたANSWER」と題し、語ってもらった内容を伝える。
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第28回はドジャースのスタン・カステン球団社長兼CEO(73歳)。スポンサーへの挨拶回りで忙しい中、18日の開幕戦前の練習中に取材に応じてくれた。大谷翔平投手の存在、東京シリーズが持つ意味、世界展開の野望などを明かした。(取材:THE ANSWER編集部・鉾久 真大)
◇ ◇ ◇
――大谷が昨年加入。移籍1年目のシーズンを振り返って。
「彼は我々の予想以上だった。見事だよ。素晴らしいチームメートであり、立派な男でもある。彼はホームランヒッターであり、盗塁もできる。そんなコンビネーションは見当たらない。Oh! しかも彼は投手でもある! 何よりも彼は素晴らしい男。クラブハウス内でどれだけチームメートやスタッフに優しいか。私は長年この業界にいるが、彼は類のない存在だ」
――愛や称賛を受けるに相応しい。
「その通りだ。彼は一生懸命に努力している。我々がここに来るまでに何世代もの人たちが努力を重ねてきた。その遺産を我々は本当に大事にしている。ジャッキー(ロビンソン)やサンディ(コーファックス)、フェルナンド(バレンズエラ)、オーレル(ハーシュハイザー)、そしてノモ(野茂英雄)などなど。彼ら全員の功績に敬意を払っている。
コミュニティは我々にとって重要な存在。スタジアムの中で彼らに何を還元できるか。毎年スプリングトレーニングの初日にスピーチしているが、我々の選手たちは心から理解してくれていると思う」
――グラウンド上でいいものが見せられるよう、お金を使っていることにファンは感謝している。
「だからこそファンは我々に返してくれるんだ。安いものではないが、良質なプロダクトを提供するのは我々の義務。ファンは全力で応援してくれるし、それゆえに我々は支出し続ける。すると彼らもお金を出してくれる。うまくいっているし、この関係性を非常に誇りに思っている」