佐々木朗希、MLBデビューは3回1安打1失点 最速163キロに東京ドーム騒然も…制球苦しみ5四球
米大リーグの開幕戦シリーズ・ドジャース―カブスの第2戦が19日、東京ドームで行われた。ドジャースの佐々木朗希投手が先発登板。メジャーデビューを果たした。第1球から161キロを投げるなど、剛速球に東京ドームがどよめいた。

MLB 東京シリーズ by Guggenheim
米大リーグの開幕戦シリーズ・ドジャース―カブスの第2戦が19日、東京ドームで行われた。ドジャースの佐々木朗希投手が先発登板。メジャーデビューを果たした。第1球から161キロを計測するなど、剛速球に東京ドームがどよめいた。2回以降は制球に苦しむ場面もあり、3回56球を投げて1安打1失点。3奪三振、5四球の内容で降板した。
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メジャー初登板が、満員の東京ドーム。独特の緊張感に包まれる母国のマウンドに背番号11の佐々木が立った。1番ハップに対する第1球は161キロを計測。2球目、3球目も161キロを計測し、左飛に打ち取った。2番の鈴木誠也に対しては初球から163キロを計測。最後も力のある真っすぐで空振り三振に仕留めた。3番タッカーも中飛に打ち取り、3者凡退スタートとなった。ベンチの大谷も拍手を送った。
2回は先頭の4番ブッシュにストレートのフォアボールを与えたが、5番ショウを力ない遊飛に打ち取る。6番スワンソンの打席で一走ブッシュに完全に盗まれ二盗を許し、四球を与えて1死一、二塁のピンチに。7番クロウ=アームストロングが遊直で、ブッシュが戻れず併殺。得点を許さなかった。
3点リードで迎えた3回は先頭のケリーを156キロの速球で一ゴロに打ち取るも、続く9番バーティの打ち取った打球が三塁内野安打に。初めてヒットを許すと1番ハップ、2番鈴木を連続四球で歩かせ、1死満塁のピンチを迎える。3番タッカーにも3-1からの投球が外れ、押し出し四球で初失点となった。それでも4番ブッシュは速球で見逃し三振、5番ショウをスプリットで空振り三振で切り抜け、歓声を浴びた。
佐々木は2019年のドラフト1位でマリー ンズ入団。2022年4月のバファ ローズ戦で完全試合を達成するなど、最速165キロの速球と大きく落ちるスプリットで注目を浴びた。2023年のWBC日本代表として世界一も経験。昨年は自身初の10勝(5敗)、防御率2.35、111イニングで奪三振129をマークした。
ポスティングシステムを利用して今季からドジャースに加入。23歳で海を渡ることになった。マイナー契約だったが、オープン戦でも好投を続けて18日にメジャー契約が発表された。16日の会見では「自分らしいプレーをすれば結果はついてくると信じてやっていくしかないかなと思っている」「学生の頃から目標にしてきたこと。まさか東京ドームで迎えられるということにはびっくり」と語っていた。
(THE ANSWER編集部)