東京Dで耳に残った応援歌「凄く楽しい」 ド軍アウトマンに聞いた日本野球ファンの「情熱の強さ」
米大リーグのドジャースとカブスが「MLB 東京シリーズ by Guggenheim」のため来日。18日に開幕戦で激突した。現地取材する「THE ANSWER」では来日した選手、米メディア関係者らに直撃取材。「ドームで聞いたANSWER」と題し、語ってもらった内容を伝える。

「ドームで聞いたANSWER」第23回
米大リーグのドジャースとカブスが「MLB 東京シリーズ by Guggenheim」のため来日。18日に開幕戦で激突した。現地取材する「THE ANSWER」では来日した選手、米メディア関係者らに直撃取材。「ドームで聞いたANSWER」と題し、語ってもらった内容を伝える。
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第23回はドジャースのジェームズ・アウトマン外野手。東京ドームの雰囲気や、オフの観光について語った。(取材:THE ANSWER編集部・鉾久 真大)
◇ ◇ ◇
――満員の東京Dでプレーする気持ちは。
アウトマン「信じられないよ。プレシーズンゲームのウォームアップに出る前からすでに会場は満員だった。ファンの熱心さを物語っているし、野球への情熱の強さが伝わってくる。本当に特別な経験だよ」
――このロースターに入るためにどれだけ努力してきたか。
アウトマン「そうだな、自分にはその実力があると分かっていたから、あとは努力を重ねるだけ。最善を尽くして、自分らしくプレーすることを心がけたよ」
――シーズンを通して良いパフォーマンスを続けるための鍵は。
アウトマン「一番大事なのはリラックスすることだ。試合をすること自体がすでにプレッシャー。それ以上の重圧を自分に与えないことが重要だね。ただ楽しんで、自分らしくいることが鍵だよ」
――リラックスするために何を変えたのか。
アウトマン「一番の変化は、自分自身に対してもう少し優しくすることかな。以前はすごく厳しくしていたけど、今は『昨夜はよく眠れなかったからな』とか、そんな理由でも『まあいいか』って思えるようになった。気持ちを切り替えて次の日に臨むことが大事だと思う」
――チームの夕食会でどんな食べ物が印象的だったか。
アウトマン「出された皿は全部平らげたよ。今まで食べた中で最高の寿司だった。特に印象的だったのは、400ポンド(約180キロ)のマグロだね。さばいているのを見るのは本当に凄かった。実際に見るのは初めて。YouTubeで見たことはあったかもしれないけど、やっぱり生で見るのは全然違ったね」
――連覇を目指すチームでこのようなイベントは、結束を深めるのに役立つか
アウトマン「間違いなく役立つね。毎日一緒に過ごしているとはいえ、仕事だから、ピッチャーと全く顔を合わせないこともあるし、ロッカーが遠いと話す機会も少なくなる。だから、こういう機会にまたつながりを作って、普段あまり話せない選手とも会話できるのは大切だと思うよ」
――東京で、食事以外で一番楽しかったことは。
アウトマン「たくさん歩き回った。旅行するときは、知らない街をぶらぶらするのが好きなんだ。どこかでタクシーから降りて、そこから歩きながらホテルまで戻る。そうやって、現地の暮らしを感じるのが一番楽しいんだ。街を歩く人々や、食べ物のために並ぶ行列を見るのも新鮮だった。とても活気のある街だよ」
――日本の応援スタイルはメジャーも取り入れるべきか。
アウトマン「凄く楽しいよ。何を言っているのかは分からないけど、リズムや音楽がいいね。打席が終わってベンチに戻っても、応援歌が耳に残っていることがあるくらいだったよ」
(THE ANSWER編集部)
