試合後に大会ディレクターのクライチェク氏との2ショット公開

　男子テニスのABNアムロ世界テニス・トーナメントは12日（日本時間13日）にシングルス1回戦が行われ、第1シードで世界ランク7位の錦織圭（日清食品）はピエール・ユーグ・エルベール（フランス）を3-6、6-1、6-4で下し、2回戦進出を決めた。試合後にSNSを更新。大会のトーナメントディレクターで、ウィンブルドン王者との2ショットを公開。感謝をつづっている。

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　世界ランク44位のエルベールを相手に苦戦しながらも初戦突破を果たした錦織。試合後にSNSを更新し、オランダテニス界のレジェンドとの2ショットを公開した。

　緑のパーカー姿で、白い歯を見せる錦織の隣で微笑む、スーツ姿のダンディーな紳士。リカルト・クライチェク氏だ。ツアー通算17勝、195センチのジェントルマンは96年ウィンブルドン決勝でピート・サンプラス（米国）を破り優勝。オランダ人の男子史上唯一のグランドスラム王者となった。

　2ショットを投稿した錦織は、英語で「ここ、ABNアムロ世界テニス・トーナメントで本当に素晴らしいおもてなしをありがとう、リカルト・クライチェク。今夜、勝つことができて嬉しい」と大会とクライチェク氏への感謝をつづっている。海外ファンからも反響のコメントがつけられ、「ナイス」「ブラボー」「ロッテルダムのツアーはいつもアメージングだ」「偉大なケイ」「おめでとう、ケイ」とまずは初戦突破への祝福がつづられている。

　2回戦では世界ランク84位のエルネスツ・ガルビス（ラトビア）と対戦する。今季2勝目へ、オランダのレジェンドを驚かせるような快進撃を期待したい。