東京ドームに登場、語った大谷翔平の特異性

　米大リーグのマリナーズなどで活躍し、通算630本塁打の活躍で野球殿堂入りも果たしているケン・グリフィーJr.氏が17日、東京ドームで行われたイベントに登場しドジャース・大谷翔平投手について語った。「特別で凄く面白い」「誰とも比べられない」と、大リーグの150年を超える歴史で大谷が示す“特異性”に驚いている。

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　グリフィーJr.氏は、この日午前に行われた小学生の野球チームを指導するコーチを対象としたクリニックに登場。この中で大谷について語った。

　大谷の印象を「まず最初に、彼がこんなに大きいとは思っていなかったよ。最初に彼を見た時はね」と口にし、投打二刀流での成功や昨季残した史上初の「50本塁打＆50盗塁」など、大リーグの歴史に名を残し続けていることに賛辞を送った。

「彼が色々なことに対して、自分がこれじゃないといけないということを突きつめていることが特別で、すごく面白い。彼は他の誰とも比べられない。ベーブ・ルースと比べられるけど、その時代は対戦相手は8～10チームだけで、今の30チームとはまったく状況が違う」

　今季は、2023年の終盤に肘を痛めて以来取りやめている投打二刀流の復活がかかるシーズンになる。「今季はピッチングすることになるけど、スプリングトレーニング序盤から一生懸命やっていることを見ていて、二刀流復帰が楽しみだよ」と、大きな期待をかけて見守っている。