ダイキンオーキッドレディス第2日

　女子ゴルフの国内ツアー開幕戦ダイキンオーキッドレディスは7日、沖縄・琉球GC（6610ヤード、パー72）で第2日が行われた。首位と1打差2位で出たツアールーキーの吉田鈴（大東建託）は2バーディー、4ボギーの74とスコアを落としたが、首位と1打差の4位に踏みとどまった。「全体的に悩んでいた部分があった」と難条件でのプレーに苦戦。決勝ラウンド進出で初の賞金獲得もほぼ確定したが「全然よぎらない」と無欲を強調した。

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　前日は雨、この日も北東の風7.9メートルという簡単ではない条件下でのプレー。吉田は出だしの1番で2.5メートルのバーディーパットを沈めて好発進したが、そこから8ホール連続パープレーと我慢のゴルフを強いられた。ハーフターン後の10、11番で連続ボギー。14番でも落として“貯金”も尽きかけた。それでも15番、160ヤードからの第2打で5メートルにつけるナイスショット。バーディーを奪ってバウンスバックに成功した。

　17番で落としてこの日は「74」のラウンド。「前半は良く耐えていたなと思うんですけど、後半から一気に流れが悪くなっちゃったなと思います」と振り返った。「全体的にプレーが遅くなっていたというか、悩んでいた部分があった。ショットから乱れが出てしまって、バーディチャンスがなかなかつかなかったです」と後半の苦戦にも言及した。

　とはいえ、ツアー初戦で予選通過が決定。「まずは、そこは満足」としつつ「完璧なゴルフはいつも出来ないと思うんですけど、8割ぐらいのゴルフが続けられれば、予選通って4日間戦って、結果的に目標に近づけるのかなと思います」とコメント。賞金獲得もほぼ確実となったが「賞金は……全然よぎらないので、逆にいいかなと思います」と無欲を強調した。

　姉の優利は現在中国・海南島で開催中の米女子ツアー、ブルーベイLPGAに参戦中。吉田は「お姉さん、連絡ないです」と笑った。決勝ラウンドに向けて「もっともっと勇気を持って振り切れればいいなと思います」と躍進を誓っていた。