ラグザス 侍ジャパンシリーズ2025 日本vsオランダ

　野球日本代表「侍ジャパン」は6日、京セラドーム大阪でオランダとの強化試合を行い、9-0で完封勝ちした。6投手が8回2死まで1人の走者も許さない完全投球。内野安打で途切れさせてしまった24歳の曽谷龍平投手（オリックス）は同僚の宮城大弥投手からかけられた言葉を明かした。

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　侍ジャパンデビューはまさかの形でやってきた。5投手が7回まで1人の走者も許さない完全投球。最後の2イニングを任された曽谷は「僕自身もビックリしたし、そこで投げられること自体も嬉しいこと。絶対やってやろう」と8回のマウンドに上がった。2死まで順調に抑えたものの、6番クロースに三塁前ボテボテの内野安打を許し、継投での完全試合が途切れた。

　完全試合の意識は「もちろんあった」と回顧。クロースの打席では3ボールになり、球場がざわつく場面もあった。「カウントを悪くしてしまったのが僕の負け。いい意味でいい経験ができた。その後は切り替えて修正できてよかった」。言葉通り、後続を打ち取り、9回も3者凡退で締めた。

　試合前にはオリックスの同僚・宮城から「今日ノーヒットや完全試合あるんちゃう」と声をかけられた。8回終了後にベンチに戻ると、出迎えた宮城は「俺の言った通りやな。言霊やな」とニヤリ。曽谷も「逆にイジってもらえてちょっとホッとした」と笑顔を見せた。