ついに打率.071…ドジャース韓国ルーキーにメジャーの洗礼 連続三振&ピッチクロック違反に母国紙「言い訳の余地なし」
米大リーグのドジャースに、韓国から新加入したキム・ヘソン内野手が苦しんでいる。2月28日(日本時間3月1日)にはエンゼルスとのオープン戦に途中出場し2打席連続三振。オープン戦通算で14打数1安打、打率は.071まで低下した。韓国メディアからも深刻な打撃不振に厳しい声が上がっている。

ピッチクロック違反のキム・ヘソンに厳しい声
米大リーグのドジャースに、韓国から新加入したキム・ヘソン内野手が苦しんでいる。2月28日(日本時間3月1日)にはエンゼルスとのオープン戦に途中出場し2打席連続三振。オープン戦通算で14打数1安打、打率は.071まで低下した。韓国メディアからも深刻な打撃不振に厳しい声が上がっている。
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韓国メディア「OSEN」は「4球三振→ピッチクロック違反→2球三振 全く静かなキム・ヘソンの2打席、たった6球でおしまい」という見出しでこの日のプレーを伝えた。6回の守備から途中出場し、6回1死無走者の打席では右腕シルセスの外角スプリットに空振り三振。8回2死の2打席目は打席に入るタイミングが遅れ、ピッチクロック違反でまず1ストライクを取られた。その後左腕ゴンザレスのスライダーに翻弄され、2球で空振り三振に終わった。
記事は「キム・ヘソンはとても静かな2打席を虚無のうちに終えた。打撃のスランプにより、去就について様々な話が上がっている。ブランドン・ゴメスGMもデーブ・ロバーツ監督もキム・ヘソンの開幕戦出場を保留し、マイナーリーグでシーズンを始めることもあるという話が流れている」と現地の空気を伝えている。さらに現在は打撃フォームを全面的に改造している過程で「まだ変わったフォームに適応できていない」としている。
また韓国紙「スポーツ韓国」も「6球で2三振食らったキム・ヘソン 打数の半分が三振の深刻ぶり」という記事を掲載している。「たった6球だけ見て2三振を食らう屈辱を味わった」とこの日の打席を伝え、ピッチクロック違反について「タイマーを守れなかったのは、米国の野球にまだ適応できないからでもあるが、自分の状況が良くないために基本的なものも見逃すほど緊張したとみられる」と指摘した。
特に14打数で7三振を喫していることに「いかなる言い訳の余地もない」とバッサリ。「守備、走塁で高い評価を受けているが、最も基本の打撃が良くならなければ、メジャーリーグのロースターに生き残ることはできない」と厳しい言葉で叱咤している。
キム・ヘソンはオプションを含む5年総額2250万ドル(約33億9000万円)でドジャースと契約したものの、この中にはマイナー降格拒否権がない。大リーグのロースターを外れての再調整を命じられれば受け入れるしかない立場にある。
(THE ANSWER編集部)