中日などで活躍したチェン・ウェイン投手

　プロ野球・中日に2011年まで在籍したチェン・ウェイン投手が引退を発表した。伸びのあるストレートを武器に日米で活躍した左腕にファンからは「エース時代は忘れることはない」「フォームめっちゃ好きだったな」など惜別の声が送られている。

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　中日は26日、公式サイトにてチェンの引退を発表。3月16日の西武戦でセレモニアルピッチを実施すると発表した。台湾出身のチェンは、中日では04年から11年までプレー。09年に最優秀防御率（1.54）のタイトルを獲得。10年には13勝を挙げている。

　12年にはオリオールズに移籍。14年には16勝、15年には11勝と2年連続2桁勝利をマークするなど、メジャー通算59勝をあげた。マーリンズに移籍した16年以降は思うような活躍ができず、20年9月にロッテで日本球界復帰。翌21年には阪神に移籍した。22年6月に退団となって以降は所属チームがなかったが、昨季は米独立リーグでプレーしていた。

　球の出所が見えにくい独特のフォームから繰り出される伸びのあるストレートを武器に活躍した39歳の幕引きに、ネット上の日本人ファンからは「右の吉見、左のチェンからの高橋→浅尾→岩瀬はすごかった」「吉見、チェンの2枚看板大好きだったわ」「全盛期の輝きは記憶に焼き付いてます」「フォームめっちゃ好きだったな」「チェン……まじか……おつかれさん……」と引退を惜しむ声が多く上げられている。