興行はAmazon プライム・ビデオで生配信

　ボクシングのダブル世界戦＆那須川天心（帝拳）戦興行が24日、東京・有明アリーナで行われる。22日は都内で出場選手たちが会見。WBC世界バンタム級王者・中谷潤人（M.T）は、同級6位ダビド・クエジャル（メキシコ）との3度目の防衛戦を迎える。挑戦者から急遽フェースオフを求められたが、平然とした姿勢で応じた。戦績は27歳の中谷が29勝（22KO）、23歳のクエジャルが28勝（18KO）。

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　会見を終えた後だった。壇上で報道陣に向けて各カードの2ショットを撮影。顔を向かい合わせたフェースオフは計量後に行うのが慣例のため、ファイティングポーズを撮って終わる予定だった。しかし、クエジャルが中谷の体を叩き、睨み合いを要求。約20秒も顔を合わせ、司会者のアナウンスで終了した。

　会見後にも取材に応じた中谷は、息巻く挑戦者からフェースオフを求められたことに「別にそこまで何も。顔を合わせただけなので」と冷静。「明日計量もあるので、そこに向けてつくっていきます。明日やるだけです」と自身に集中した。

　身長173センチは同級でも高い方だが、クエジャルも174センチ。過去最長身の対戦相手だ。KO勝ちなら4戦連続。向かい合った中谷は「相手は少し大きいですね。その分、当てられる部分が多い。いろんなところに当てていきたい」と収穫を得た。