ブライトンファンのカズオさんを英紹介

　海外サッカー、イングランド1部プレミアリーグ・ブライトンの日本代表MF三笘薫と、スーパーゴールを真裏で見届けた72歳日本人の感動ストーリーが注目を集めている。リーグ公式YouTubeが公開した動画に、ファンからは「めっっちゃええ話やん！！！」「何て素敵な映像でしょう……！」と涙を誘うコメントが相次いだ。

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　始まりは三笘へ届いた1通の手紙だった。現在日本に住むカズオさんは、1973年にブライトンに移住し、チームのファンに。そこから約50年以上もの間、クラブを応援し続けていたという。

　日本に帰国してからは、距離の問題からブライトンの情報を得ることが難しくなっていたが、2017年にチームが1部に昇格すると状況は大きく変わった。三笘は「情報がない時代からチームを応援し続けることはなかなか難しいこと。そういう熱意が僕自身をここに呼んでくれたのかもしれないです」とうなずいた。

　三笘がチームに移籍すると、状況はさらに一変。ブライトンのファンも大勢生まれ、チームは昨夏、プレシーズンツアーで来日した。カズオさんは「ブライトンのプレーを日本で観戦する」という夢を叶えることができたという。そして、もうひとつの夢として「（本拠地の）アメックス・スタジアムで観戦すること」とつづっていた。

　すると、カズオさんは72歳の誕生日に、ブライトンから試合観戦の招待を受けた。アメックス・スタジアムに足を踏み入れ、ランプティやヒュルツェラー監督らと握手を交わし、笑顔を見せた。15日（日本時間16日）に行われたチェルシー戦は、三笘のゴールを含む3得点で完勝。カズオさんも「今までで最高のプレゼントになりました」とはにかんだ。

　試合後には三笘とも対面。握手を交わし、お互いに感謝を伝えた。最後には2ショット撮影に応じ、さわやかに去っていく三笘を見ながらカズオさんは「彼を見るためだけに日本からやってきた価値があった」と大興奮。「明日死んでもかまわないね」と冗談交じりに語っていた。

　この動画のコメント欄には「おいおいこんなんこっちが泣いちゃう」「まじ感動過ぎる」「何て素敵な映像でしょう……！」「めっっちゃええ話やん！！！」と、日本のファンから涙を誘うコメントが相次いでいる。