井端監督がグラウンドで話し込んだのは

　米大リーグ・ドジャースがキャンプを行うアリゾナ州グレンデールの球団施設に18日（日本時間19日）、侍ジャパンの井端弘和監督が視察に訪れた。グラウンドでは現役時代に戦ったスターと邂逅。並んで話をするシーンもあった。

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　2026年ワールド・ベースボール・クラシック（WBC）優勝を狙う井端監督。エンゼルス、パドレスなど日本人選手が在籍する球団を訪れていたが、この日は大谷翔平、山本由伸、佐々木朗希と23年WBC優勝を知る3選手が在籍する強豪のキャンプを視察した。

　ジャケットをまとった井端監督が、フェンス際に並んで話し込んだ相手がいる。野球解説者で元巨人監督の高橋由伸氏だ。

　2人は1975年生まれ、同い年の49歳。同時期にセ・リーグでプレーし、井端氏は中日、高橋氏は巨人のスターでリーグ優勝を争うライバルだった。井端氏は通算1912安打、高橋氏は1753安打であわせて3665安打。ゴールデングラブ賞をともに7度獲得するなど、2人とも守備の名手でもあった。

　井端氏が14年に巨人に移籍してから2年間、同僚としてプレー。15年シーズン限りでともに現役引退し、16年から高橋氏が巨人監督に。井端氏は1軍内野守備走塁コーチとして支えた。

　侍ジャパンは3月5、6日にはオランダとの強化試合を控える。2月14日の会見で井端監督は「1年後、いいオーダー、いいメンバーが選べれば」と語っている。