ジョコビッチ、連覇逃して宿る「元世界1位」の矜持「より強くなるための方法学ぶ」
不振との闘い「すべての選手はそういう時期を過ごしてきた。だからこそ、僕は…」
「これは他のどの選手にも起きなかったことではない。すべてのトップ選手はそういう時期を過ごしてきた。だからこそ、僕は乗り越えていこうと思うし、より強くなるための方法を学ぼうと思う。それは大きな挑戦だけど、実現できるはずだ」
今大会からは、かつてのスタープレーヤー、アンドレ・アガシ氏をコーチに招くなど、ジョコビッチは世界最強の座への返り咲きへ、必死にもがいている。
「僕には結果が継続することが必要で、そこだけを見据えている。結果を残していければ、世界ランキング1位も同様についてくるだろう」
こう今後への決意を語り、さらに復活に向けた思いを明かした。
「自分の経験が、今後に向けて上手く役立ってくれることを願っている。それが上手くいけば、僕は戻ってこれるはずだから」
錦織圭(日清食品)を熱戦の末に下したアンディ・マレー(英国)に譲った世界1位の座を取り戻す――。来月に控えるウィンブルドンで、悲願の復権を果たせるだろうか。
【了】
ジ・アンサー編集部●文 text by The Answer