ジョコビッチ、連覇逃して宿る「元世界1位」の矜持「より強くなるための方法学ぶ」
テニスの全仏オープンは7日、男子シングルス準々決勝が行われ、前回大会覇者で世界ランキング2位のノバク・ジョコビッチ(セルビア)が7位のドミニク・ティエム(オーストリア)相手にストレートで完敗。連覇の野望は打ち砕かれたが、ATP公式サイトによると、かつての世界NO1プレーヤーは「より強くなるための方法を学ぶ」と不振からの脱却を誓った。
全仏8強で完敗、連覇逃すも復活へ決意十分「大きな挑戦だけど、実現できる」
テニスの全仏オープンは7日、男子シングルス準々決勝が行われ、前回大会覇者で世界ランキング2位のノバク・ジョコビッチ(セルビア)が7位のドミニク・ティエム(オーストリア)相手にストレートで完敗。連覇の野望は打ち砕かれたが、ATP公式サイトによると、かつての世界NO1プレーヤーは「より強くなるための方法を学ぶ」と不振からの脱却を誓った。
昨年、生涯グランドスラムを達成したローラン・ギャロスの舞台でも、ジョコビッチ復活とはならなかった。
新進気鋭の23歳、ティエム相手に第1セットをタイブレークの末に落とすと、第2、第3セットも奪われストレート負け。最終セットでは1ゲームも取れず、完敗を喫した。
「僕は自分自身に対して、常に期待を持って戦っている。だけど、自分がベストの状況でプレーできていないのは事実だ。そのことを僕自身も理解している。過去7、8か月間、まさにそういった新しい状況に直面している。長年に渡って、大会で勝てない、ということは起こってこなかったからね」
こう苦悩の思いを明かしたジョコビッチ。2008年の全豪オープン制覇を皮切りに、2010年以降は計11度の四大大会制覇を経験した。それだけに、この1年間の無冠という状況はスランプが長引いている印象を受けるが、本人はモチベーションを失ってはいない模様だ。