インスタグラムで報告

　パリ五輪の体操男子団体金メダルメンバーの杉野正尭（徳洲会）が7日、右アキレス腱を断裂し、手術を受けたことを自身のインスタグラムで報告した。3月の国際大会と4、5月の代表選考会の辞退を表明。28年ロサンゼルス五輪での連覇へ前向きな言葉をつづった。ファンからは「焦らずゆっくり治して下さい」「不死身の杉野さん期待してます」などと激励のコメントが殺到している。

【PR】大谷翔平に「安心感」を与える一着　MVP＆2冠王の“軸”を安定させるCW-Xのウェア

　杉野はインスタグラムを更新し、ゆかの練習中に負傷したと説明。「ゆかを蹴った瞬間にふくらはぎ辺りが揺れ、瞬時にアキレス腱が切れたと感じることができました」と当時の状況を回顧した。手術はすでに終えており、迅速な対応をした医師や看護師、トレーナーなどのスタッフ陣に感謝を述べた。

　現在の状態は安定しているというが、種目別ワールドカップとなる3月のアゼルバイジャン国際と、4、5月の代表選考会の欠場を表明。今季の代表入りは難しい状況になったが「アキレス腱が切れたからといって、僕の目標は途絶えていません。最大の目標である、ロサンゼルスオリンピックの団体2連覇に向かって一歩ずつ進んでいきます」とコメントし、「この怪我を乗り越えたからこそ見える景色を楽しみにしてこれからも精進して参ります　これからも変わらず温かい応援よろしくお願いします」と復活に向けて意欲を示した。

　杉野の前向きな言葉にファンも反応。「心から応援しています」「ここからが、杉野選手の真価本領の発揮のしどころですね！」「復帰の日を首を長くしてお待ちしてます」「私も応援する気持ちは途絶えません」「焦らずゆっくり治して下さい」「不死身の杉野さん期待してます」などと多くのエールが寄せられている。

　26歳の杉野はパリ五輪男子団体に出場し、16年リオ五輪以来となる2大会ぶりの金メダル獲得に貢献した。連覇を目指す体操ニッポン。怪我を乗り越えて再び大舞台に戻ることが期待される。