亀田興毅、新たな財源確保で業界改革へ 「夢のような話」と期待の声も、西日本協会会長選に出馬
ボクシングの元世界3階級制覇王者で亀田ジムの亀田興毅会長が6日、大阪市内の同ジムで会見し、9日の西日本ボクシング協会会長選挙に立候補した理由やマニフェストの一部を明かした。現協会の財源には手をつけず、スポンサーやメディアによる新たな財源確保をした上で改革していく。

亀田興毅氏が西日本ボクシング協会会長選に立候補
ボクシングの元世界3階級制覇王者で亀田ジムの亀田興毅会長が6日、大阪市内の同ジムで会見し、9日の西日本ボクシング協会会長選挙に立候補した理由やマニフェストの一部を明かした。現協会の財源には手をつけず、スポンサーやメディアによる新たな財源確保をした上で改革していく。
2021年にボクシング興行「3150FIGHT」を立ち上げた後、所属ジムにとらわれないプラットフォームとしての興行開催を進めてきた。しかし、プロモーターの立場では業界改革に限界を感じるように。次の段階として協会会長として「諸先輩方と一緒に業界改革していく」という。
出馬理由について「活動することに積極的とは言えない今の協会を改革すること」と説明。プロモーター活動の中で、他ジムの会長らに協会長就任を要請されたこともきっかけの一つだった。その後、現状を分析した上で、西日本ボクシング協会に加盟する約60のジムを訪問。ジム会長らが抱える協会とボクシング界への期待と課題を聞いて回った。
この中で「課題を解決することができれば業界は間違いなく良くなっていく」と実感。自ら解決を目指し、「ボクシング業界に携わる全ての人が笑顔になること」を選挙のテーマにした。
会長任期は3年。1年目のマニフェストは西日本地区からアマチュア、プロの他地区への流出防止のための「魅力的な興行づくり」だ。西日本地区のジム活性化へ「健全なボクシングジムの経営とボクサーの増加」などで興行にメディアやスポンサーをつけ、奨励金や協力金、補助金などでジムを支援していく。
3年間のマニフェストとして、西日本地区の「市場規模の拡大」などを挙げた。亀田会長が行う施策の費用は、西日本地区のジムの主催興行にメディアをつけることで得られる協会への収入や、新たに協会主催興行を行うことで得られる収入で賄っていく。
現状の西日本ボクシング協会の財源には手をつけず、新たな財源を確保した上で改革していく考え。既に試算も終えた。過去に例がなく、現協会内からは実現できれば「夢のような話」と期待の声があるという。
プロモーターとして「選手ファースト」を掲げていた亀田会長。もちろん選手に輝く場を与えることは変えないが、新たに西日本ボクシング協会会長に選出された先には「ジムファースト」で改革していく。
(THE ANSWER編集部)
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