世界1位・マレー撃破へ吉兆!? 錦織を後押しする43年ぶり3度目の偉業とは
男子テニスの世界ランキング9位・錦織圭(日清食品)は7日、全仏オープン準々決勝で同1位のアンディ・マレー(英国)と対戦する。
同記録を達成したスウェーデンのレジェンド、ボルグ氏は1974年の全仏で優勝
男子テニスの世界ランキング9位・錦織圭(日清食品)は7日、全仏オープン準々決勝で同1位のアンディ・マレー(英国)と対戦する。錦織は4回戦のフェルナンド・ベルダスコ(スペイン)戦で第1セットを0-6で失った後、怒とうの3セット連取で逆転勝利を果たしたが、グランドスラムのベスト16において、1セット目で1ゲームも取れずに逆転勝ちを収めたのは史上3度目の出来事だったという。米スポーツ専門テレビ局「ESPN」が報じている。
「ケイ・ニシコリは苦しい出だしを乗り越えた。そして、オープン化後、わずか2人しか成し遂げていない偉業を達成した。この2人はどちらも国際テニス殿堂入りしている」
記事ではこう触れているが、1968年にプロ選手も参加できるようになったオープン化後、グランドスラムの16強で“世紀の大逆転”を起こしたのは錦織を含めて3人。ESPNによれば、いずれの試合も全仏オープンが舞台となっており、グランドスラム優勝12回を誇るオーストラリアの往年の名手ロイ・エマーソン氏が1968年大会に、スウェーデンのレジェンドでグランドスラム優勝11回のビヨン・ボルグ氏が74年大会にそれぞれ達成している。
しかも、ボルグ氏はこの74年大会の全仏で優勝を飾っており、錦織にとっては“吉兆”と言えるかもしれない。
錦織がグランドスラムでベスト8入りするのは今回が7回目。記事は日本人の男子シングルスで最多というデータも紹介している。錦織は偉業の追い風を背に、過去2勝8敗の強敵・マレーの牙城を崩すことができるだろうか。
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ジ・アンサー編集部●文 text by The Answer