錦織戦前に「想像しうる最高の状態」 英メディアがマレーの完全復活を分析
錦織戦を前に専門家は断言「(マレーは)決勝進出に向けて誰よりもチャンスがある」
「ハチャノフは大舞台にも気負いすぎず、自由に打ち続けていた。だが、マレーの狡猾さがハチャノフのパワーを中和していた。世界1位は準々決勝に向けて、想像しうる最高の状態にいる。2試合連続のストレート勝ちでエネルギーも保つことができた。(マレーの山では)決勝進出に向けて誰よりもチャンスがある」
記事でフラー氏はこう分析している。
対する錦織は、右手首の故障の影響で試合数の少なさを懸念し、試合勘を取り戻すために全仏直前のジュネーブ・オープンに緊急参戦。準々決勝と準決勝でフルセットの消耗を余儀なくされ、4強で姿を消した。今大会も韓国の21歳・鄭現との3回戦で雨天順延で二日に及ぶフルセットの死闘を制し、続くフェルナンド・ベルダスコ(スペイン)戦でも第1セットを失っている。
コンディション的には消耗の度合いが少ないマレーに分があると言っていい。過去の直接対決も8勝2敗と大きくリード。悲願のグランドスラム初勝利に挑む錦織の前に、ベストコンディションに到達したマレーが立ちはだかることになりそうだ。
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ジ・アンサー編集部●文 text by The Answer