箱根5区激走、青学大・若林が“3代目・山の神”に救われていた話 1年時の証言「ガチガチで…」【前編】
第101回東京箱根間往復大学駅伝競走(箱根駅伝)で優勝した青学大。5区の区間新記録1時間9分11秒をマークした若林宏樹(4年)が12日、東京・目黒セントラルスクエアで行われた「青トレ2.0 スペシャルトーク&実演イベント By 徳間書店」に登壇した。5区では本人も予想以上の展開で2位から首位に浮上した。これが3度目の山上りだったが、初めての箱根出場となった1年時にはレース前に緊張。青学大OBの神野大地と電話し、その後の激走に繋げたと明かされた。【前後編の前編】
「青トレ2.0 スペシャルトーク&実演イベント By 徳間書店」に田中と若林が登場
第101回東京箱根間往復大学駅伝競走(箱根駅伝)で優勝した青学大。5区の区間新記録1時間9分11秒をマークした若林宏樹(4年)が12日、東京・目黒セントラルスクエアで行われた「青トレ2.0 スペシャルトーク&実演イベント By 徳間書店」に登壇した。5区では本人も予想以上の展開で2位から首位に浮上した。これが3度目の山上りだったが、初めての箱根出場となった1年時にはレース前に緊張。青学大OBの神野大地と電話し、その後の激走に繋げたと明かされた。【前後編の前編】
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「青トレ2.0 スペシャルトーク&実演イベント By 徳間書店」に、9区を走った主将・田中悠登(4年)とスペシャルゲストで登壇。青学大のフィジカルトレーナーを務める中野ジェームズ修一氏とともに箱根駅伝を振り返った。
若林は2位でタスキを受け、見事中大を抜き去り往路優勝。「3度目の往路のゴールテープを切れて嬉しかった。1区から4区の選手が繋いできたタスキを先頭でゴールできてホッとした」と語った。
タスキを受けた時点で、首位の中大とは45秒差。それでも実績、タイムで上回る若林は落ち着いていた。3度目の山上り。コースも全て頭に叩き込まれていた。レース中に最も重要視したのはコース取りだという。
「カーブ、くねくねする道が多い。『最短コースはどこかな』『次は右回りだな』とか考えながら走っていました」。本人は宮ノ下を越え、残り5キロ付近で中大をとらえると予想していたが、スタートから10キロ手前で抜き去り、トップに躍り出た。