全国高校サッカー選手権

　全国高校サッカー選手権は13日、東京・国立競技場で決勝を行い、前橋育英（群馬）と流通経大柏（千葉）が激突。延長戦を終えて1-1と決着がつかず、PK戦に突入。前橋育英が9-8で制し、7年ぶり2度目の優勝をつかんだ。試合中には衝撃的な数字が発表され話題に。X上のファンからは「やばすぎる！！」「代表レベルやでw」と驚きの声が上がっている。

　ヒリヒリする試合内容もさることながら、ネット上で話題になったのは観客数。決勝はなんと5万8347人で、決勝が成人の日に固定された第81回大会以降の最多を記録した。X上のファンも「代表レベルの観客動員やでw」「高校生のコンテンツ力すごいなw」「高校サッカー観客数6万弱はすげえ」「選手権、観客数58347人？？　やばすぎる！！」「天皇杯決勝より観客数多いよ」などと騒然となった。

　赤と黄色に染められたスタンドを前に、選手たちも躍動した。前半12分、流通経大柏のMF亀田歩夢（3年）が細かいタッチでペナルティエリア内に侵入。そのまま2人をかわし、ゴールを奪う。だが、同31分には前橋育英の柴野快仁（2年）が見事なヘディングゴールを決め、後半はスコアが動かず延長戦に突入した。

　延長戦でも次の1点が生まれることはなく、PK戦へ。互いに7人のキッカーが成功した中で迎えた8人目は先攻の流通経大柏、後攻の前橋育英がともに失敗。9人目は両校成功させ、10人目は流通経大柏が失敗した一方で、前橋育英が成功。死闘を制し、全国制覇を達成した。