「日本の5年生が、中国の6年生に余裕で…」 少年サッカー年代にも確実な差、中国協会会長も唸る
中国で日本人コーチが行ったサッカーの子ども向けレッスンに、同国サッカー協会の宋凱会長らが唸った。地元メディアは元中国代表FW・楊旭氏の言葉も伝え「日本の5年生の子どもたちが、中国の6年生の子どもたちを相手に余裕でプレーしていた」と驚いていたとしている。
元中国代表FW・楊旭氏も驚く
中国で日本人コーチが行ったサッカーの子ども向けレッスンに、同国サッカー協会の宋凱会長らが唸った。地元メディアは元中国代表FW・楊旭氏の言葉も伝え「日本の5年生の子どもたちが、中国の6年生の子どもたちを相手に余裕でプレーしていた」と驚いていたとしている。
今月3日、楊旭氏が上海で設立した「上海朝日サッカークラブ」のトレーニング場にてU-9、U-12の子ども向けにレッスンが開催された。日本でのトレーニングを模した形で実施され、担当する5人のコーチは若山聖祐氏、橋本圭吾氏らすべて日本人だった。日本の子どもたち6人も参加。ドリブル、ボールコントロールなどの技術を磨いた。
この日について、中国メディア「ジーボーバ」や「東方体育日報」が記事を掲載。楊旭氏は最初のレッスンを見て「特に上海の子どもたちや他チームから参加した子どもたちは、日本の子どもに全くついていけなかった。日本の5年生の子どもたちが中国の6年生の子どもたちを相手に余裕でプレーしていた」と日本と中国の子どもたちの実力差に驚きを隠せなかったようだ。
同氏は「ボールを持っていない時の意識、攻守の切り替えなどが中国の子どもはまだまだだ。宋会長もその差の大きさを感じたようだった」と語っている。宋会長が日本代表などサッカーの進歩を高評価し、認めているとも話し「日本サッカーは技術が素晴らしいだけだと考えている人も多いが、実は日本代表のサッカーはとっくに進化している」ともコメント。さらにこう続けている。
「20年前なら、日本のサッカーは技術だけだと言ってもよかったかもしれないし、日本のコーチも20年前だったらボールを受け取ったらドリブルするだけだったことを認めている。しかし20年が過ぎ、今ではまったく状況が違っている。個人の能力から始まり、プレッシャーの強度、攻守の切り替え、体力、ボールを持っていないときの動きに至るまで、まったく別物になった。日本は技術だけなどと言うのはまったく正しくない」